BMW MINIクーパー F55 バイブレーションダンパー、ファンベルト交換
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BMW MINI F55バッテリー充電の不具合とオーバーヒートの警告灯が点灯するということでご入庫です
早速ピットにて診断から進めていきます
ブログですので点検とメンテナンスが同時になってしまいますが、実際には一通り診断後、お見積りを作成、お客様とお打合せ後、修理作業を進めていきます
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こちらの角度の写真でピンときた方もいらっしゃるかもですが、原因は過去のMINIでも多かったバイブレーションダンパーの破損です
第1世代のクーパーSやR60でもある症状ですが、第3世代のF系MINIでも起こります・・・
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本来ならばエンジンからの回転が伝わり、ベルトを介し他の部品を回転させるパーツなのですが、取り外して見てみると中の軸の部分だけ回ってしまう状態になっています
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他の車種ではあまり起こらない不具合ですが、MINIだけはどうにも壊れやすいパーツです
パーツの隙間をゴム部品で結合するような作りなので、このゴムが劣化し、内側と外側のパーツが別々に回るようになってしまうのです
当然ベルトが回らないので、エアコンやオルタネーター(発電機)、ウォーターポンプも正常に作動しなくなります。その為冷却水が回らなくなり結果的にオーバーヒートの症状に繋がっていました
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第1世代でよくあった派手な壊れ方(ダンパーが割れてエンジン内部で暴れ異音がする等)をせず、綺麗にここだけ空転するような壊れ方でした
これだと警告灯が点灯するだけで気づきにくいかもしれません
F系MINIのオーナー様はご注意下さい!
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ここをしっかり純正の対策品に交換します
対策品はゴムに加え、スプリングの力でダンパーしている構造になっています
純正部品以外の社外品のバイブレーションダンパーはほぼ存在せず、高価なパーツにはなってしまいます
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こちらをサクッと取り付けていきます
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ベルトも同時に左の新しいものに交換し、修理完了!
正常に動作するようになりました
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警告灯の表示もすべて消え、無事オーナー様へお返しできる状態になりました!
新車製造時のダンパーが、この対策品に変更になったタイミングが情報不足で現時点では不明なのですが、ここのところ今回と同様の修理が続いているのが現状です
整理しておくと、第1世代のスーパーチャージャー搭載のR53・R52クーパーS、
第2世代のR60ディーゼル、そして不確定ですが、恐らく対策品が入る前のほとんどの第3世代では同様にバイブレーションダンパーの不具合が出る可能性が高いです
気になる方、オーバーヒートなどの症状がある方はご相談下さい!