
「据え切り(ハンドルをいっぱいまで切った時)にウィーンという異音がする」 「冷間時にハンドルがとても重い」「ハンドルを切るとゴロゴロ音やガクガクする感じが出る」 こうしたご相談、10万km超えたスバル車全般(EJ20エンジン搭載車)で非常に多いトラブルです
パワーステアリングポンプ(パワステポンプ)内部の経年劣化・エア噛みが原因となっているケースが大半を占めます


ハンドル操作時の異音はパワステポンプの可能性大!
ポンプ本体交換時は周辺ホース・リザーバーも同時交換推奨
パワーステアリングとは?
エンジン駆動を利用してポンプで油圧を発生させてステアリング操作を軽くするシステムです
(最近の車種は電動モーター式が主流ですが、EJ20世代は基本的に油圧式が主流です)
構成部品:
• パワステポンプ本体
• パワステリザーバータンク
• 高圧・低圧ホース類
• ステアリングギアボックス

劣化するとどうなる?
• 据え切り時に「ウィーン」または「ガリガリ」異音が出る
• 冷間時だけハンドルが極端に重くなる(暖まると軽くなる)
• ハンドルを切った時に振動が伝わる / 音が出る
• リザーバータンク内にエアが混入 → 泡立ちやオイル漏れ
• ポンプからのオイル滲み / ホース劣化からの漏れ
オーナー様自身が感じられる1番のポイントとしてはハンドル操作時の異音になります
特に冷間時の異音に要注意!朝1番駐車場から出るときにチェックしましょう!
点検 & 部品交換
【点検】
• ハンドル操作時の異音有無
• リザーバータンク内のオイルの色・泡立ち状況確認
• パワステホース類からの滲み / 漏れチェック
• ポンプ本体からのシャフトオイル漏れ確認
【交換推奨部品】
• パワステポンプ本体(リビルド品or新品)
• パワステリザーバータンク(状態により)
• パワステホース上下(硬化していれば同時交換推奨)
• パワステフルード(交換時に抜けてしまう為必須になります)

修理費用の目安
• パワステポンプ(リビルド品):約2〜3万円程度
• 新品ポンプ:約4〜6万円程度
• 工賃込みで:約4〜7万円程度(ポンプ本体のみ交換時)
• ホース・リザーバー・フルード全交換時は+1〜2万円程度追加
放置すると…
• 最終的にポンプ固着 → ステアリング操作不能(非常に危険!)
• 異音悪化 → 周囲への騒音・不快感
• オイル漏れ進行 → マフラー(エキゾーストマニホールド)にオイルが飛び散り異臭
早期対応で費用を抑えて安全性もキープできます!
「音が出始めたな?」という段階でのご相談がベストです

その他コラム
小林モータース流ポイント!
• ポンプ本体交換時は周辺ホース・リザーバーも総点検 → 同時交換推奨
• 純正ポンプ/高品質リビルドポンプどちらも選択OK(お客様の用途・ご予算に応じて)
• 作業後はエア抜き徹底 → 異音ゼロ+スムーズなハンドル操作状態で納車します























