![Audi A4 冷却水漏れ ウォーターポンプ交換](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2024/04/1-1.jpg)
Audi A4 冷却水漏れのためご入庫です
点検したところ原因はウォーターポンプです
このくらいの年式のA4では定番の症状です
![Audi A4 冷却水漏れ ウォーターポンプ交換](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2024/04/2-1.jpg)
サビ水のような、赤い冷却水漏れの跡が見えます
ただ問題のウォーターポンプは手前のパーツがあるためこの状態だと見えません
![Audi A4 冷却水漏れ ウォーターポンプ交換](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2024/04/3-1.jpg)
このエンジンに搭載されているウォーターポンプなのですが、かなり特殊です
新品のウォーターポンプで解説しましょう
ユニット化が進んで、ウォーターポンプ、水温センサー、サーモスタットが一体化しています
この結果冷却水の漏れが起こるのはこのパーツか、ラジエーター、それを繋ぐホース類くらいしかありません
![Audi A4 冷却水漏れ ウォーターポンプ交換](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2024/04/4-1.jpg)
![Audi A4 冷却水漏れ ウォーターポンプ交換](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2024/04/5-1.jpg)
もう一つ特殊なのがウォーターポンプの駆動方式です
一般的にはタイミングベルトかファンベルトで回してウォータポンプ自体を駆動する方式が多いです
最近ではモーターで駆動させている場合もあります
このウォーターポンプはこのタイミングベルトの赤ちゃんのような専用のベルトを使いバランサーシャフトからの動力で駆動しています
ただ、このようなトリッキーなことをすると大体何かしら問題が出ます・・・
細かいパーツも出てこないですし、一箇所で漏れが起こると他の場所でも漏れがちなので、ユニットごと交換します!
![Audi A4 冷却水漏れ ウォーターポンプ交換](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2024/04/6-2.jpg)
スロットルボディや配線等をどかして、ウォーターポンプを取り外していきます
エンジンの後ろ側に例の小さいベルトがあるため取り外しは大変です
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取り外した箇所、赤丸の部分がベルトのかかっているバランサーシャフトです
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![Audi A4 冷却水漏れ ウォーターポンプ交換](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2024/04/9-2.jpg)
こちらが取り外したウォーターポンプです
輸入車でよくある樹脂製のパーツです
漏れの箇所がよくわかります
新しいものは一部が金属製に変わっていますので、こちらに交換します
このウォーターポンプに限らず、MINIなどでも樹脂製だったパーツが不具合が起こって金属製に置き換わるというのはよくありますね
新品のウォーターポンプをとりつけ、新たに冷却水を充填してエア抜きすれば作業完了!
無事漏れはなくなり、その他異常がないことを確認してご返車させて頂きました