
~こんなところも壊れるの?~
「ミニって電装系が弱いんでしょ?」 そんな声、オーナー様からもよく耳にします 確かにR56系は、機械部品よりも“電気パーツの不調”で入庫するケースが多いのも事実 しかも厄介なのは、「え?高!」と言うようなコンピューターから「そこが壊れる!?」という意外な電装品まで故障のバリエーションが多いこと
今回はそんな、“ミニらしい電装トラブル”を厳選してご紹介します
※弊社は俗にいう新型ミニ=BMW製ミニ専門の修理工場となっております。ローバーミニ、クラシックミニに関しての修理はお受けできませんのでよろしくお願いします。 また正確には「ミニ」という車の「クーパー」というグレードですので「ミニクーパー」と呼ぶのは車種を指す場合には不適切ですが、文章上小さい・コンパクトを指すミニと車を指すミニの混同を防ぐ為、ここではミニ全般をミニクーパーと呼称します

特殊で複雑なユニットが多く故障しやすい
しっかり診断できる整備工場じゃないと“無駄に高くつく”リスクもある
テールゲートスイッチ故障
リアハッチの開閉ボタンがゴム製のカバーの中にスイッチになっており、水の侵入で内部腐食→開かなくなるトラブルが定番
開かなくなると地味に困るやつです
触る部分(ゴム)が切れたり、めくれたりしてたら要注意!

テールランプの基板溶け
これもR56あるある
球切れじゃないのにブレーキランプがつかない!
…と思ったら、テールライトの基板が焼け落ちていたというパターン
見た目は普通なのに、よく見ると端子がドロっと溶けてます

FRM(フットルームモジュール)故障
ヘッドライトやウインカー、パワーウインドウなどを管理する重要ユニット
バッテリー上がりや電圧低下が引き金で内部データが飛ぶことも
故障すると何も動かない・ライトが付きっぱなし等奇怪な現象多数・・・

CAS(イモビライザー)トラブル
いわゆるエンジンをかけるための電子カギ管理モジュール
熱による基盤の劣化と言われていますが、突然「エンジン始動不可」になるケースが多いです
R56の場合はダッシュボード内にあり、交換も大変です

低圧燃料ポンプの不調
「燃料が行かない→エンジンかからない」非常に困るトラブルです
原因は色々ありますが定番なのがこの低圧側燃料ポンプの故障
クランキングはする=キュンキュンキュンと音がするけど、エンジンがかからないなら低圧ポンプの可能性大です

まとめ:どれも“普通の車じゃ壊れないよ”ってパーツだから厄介!
R56ミニは電装系が複雑で特殊なユニットが多い上に、テールランプやスイッチといった普通の電装部品も壊れるから厄介です
勿論ユニットなどのコンピューター系は診断や修理も少しコツが必要となります
原因が特定しづらいものも多いため、「ちょっとおかしいかも?」と思ったら早めにプロに相談を!
ちなみに、しっかり診断できる整備工場じゃないと“無駄に高くつく”リスクもあるので要注意!
ミニに強い工場、選びましょう!

小林裕太(こばやし・ゆうた)
国家一級自動車整備士
小林モータース株式会社 工場長
欧州車を中心に扱う某輸入車専門店で工場長等を計8年半務める。
豊富な輸入車整備経験によりBenz、BMW、Audiからポルシェ、ベントレー、フェラーリまでヨーロッパ車全般を得意とする。
【店舗情報】
千葉県松戸市の修理工場なら 小林モータース
国産車・外車、メーカー問わず修理可能です
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