![](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2023/11/1-3.jpg)
VWポロ 左リアドアが開かなくなってしまい入庫です
この度はご入庫ありがとうございます!
![](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2023/11/2-4.jpg)
外側からはもちろん、内側からも全く開きません
これはドアロックアクチュエーターの不良で基本的には間違いありません
ドアが開かなくなるというのは他車ではあまり見られない症状なのですが、VWでは本当に開かなくなります
「リアドアだし、まぁいっか」なんて思っているうちに、状況は悪化しますよー
![](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2023/11/3-1.jpg)
反対側の開くドアで解説すると、ここにあるのがドアロックアクチュエーターです
これを交換したいのですが、これによって今現在ドアが閉まっています
すなわちこの状態では通常なら交換できるはずがありません
![](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2023/11/4-2.jpg)
加えて、ドアロックアクチュエーターを交換するためにはドアトリムを外さなければなりませんが、ドアトリムは内側にびっしり隙間なく車体側でくわえ込むような作りになっています
というより、隙間をなくすためのものがドアトリムです
本来なら構造上ドアトリムもドアが開かないと取れないのです
つまり、この状況ならばドアの何かしらの構成部品を破壊するしか方法はありません
ただしご安心ください!
9Nポロに関しては、ほぼ非破壊で取り外すノウハウを持っています!
![](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2023/11/5-1.jpg)
御覧ください!
ひとまずドアトリムとその内側のパネルをドアが開かない状態で外しました
ドアトリムをご自身で外したご経験のある方ならわかっていただけると思うのですが、これだけでも実はすごいことなんです
![](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2023/11/6DSC07384.jpg)
ここに見えるのがドアロックアクチュエーターです
あとはこれだけを壊してドアを開けます
ただVWやAudiは盗難に対する意識が高く、なかなかこれが簡単には壊れません
![](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2023/11/6.jpg)
少々手荒な感じですが、無事開きました
![](https://kobayashi-motors.com/pre/wp-content/uploads/2023/11/7.jpg)
あとは新品のアクチュエーターに交換するだけです
元通りトリムなどを戻し作業完了です
基本的に9Nポロならば9割がたドアトリムなどは壊すことなく作業できます
しかし上記のようなかなり難しい作業となるため、若干の折れや傷がついてしまうことにはご理解いただければと思います
それが「どうしても嫌・・・!」であれば症状が出始めの確率で開くうちに直しましょう!
早めの修理を推奨します!