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オーナー様は特に不具合の自覚はなかったそうですが、点検でご入庫したところ足回りのブッシュが劣化していることが判明しました

状況をオーナー様にお伝えすると確かに気になるかも・・・とのことでしたので、お見積りを作成、お打合せ後、修理作業を進めていきます
足回りのブッシュの劣化の初期は、ほとんどドライバーが自覚できる症状はない場合が多いです　
しかし劣化が酷くなると直進安定性が著しく悪くなってきます

車をリフトアップして確認してみると、サスペンションを支えるロアアームのブッシュが劣化しています

片側二本ずつ、4本あるロアアームのすべてのブッシュに劣化が見られます

ブッシュが完全に切れてしまい、本来あるべき位置から大きくずれている状態でした
BMWなどではブッシュのみ新しいものに交換することができるのですが、国産車ではブッシュのみで手に入ることは少ないため、ロアアームごと新品に交換していきます

作業自体は難しいものではないのでサクサクっと進めていきます！
片側二本ずつ、計4本あるロアアームを取り外しました
中4本が古いものです

ご覧のように古いブッシュは完全に劣化してひび割れてしまっています
交換していきましょう

新品に交換しました！

足回りの整備のあとには確実にアライメントが狂ってしまうので、しっかり四輪アライメントを取ります
そのほかの異常も無いことを確認してからオーナー様にご返車させて頂きました

足回りブッシュが切れてしまう症状はLS460では本当によく起こる症状です
ハイブリッド仕様のLS600ｈは足回りの構造が異なるためブッシュの不具合は起こりづらいのですが、LS460の、特に前期型のオーナー様は、一度足回りの点検を受けていただくことをおすすめします！