BMW MINIクラブマンS R55 ABS・DSC警告灯点灯 中古DSCモジュール交換
BMW MINIクラブマンS R55 ABS・DSC警告灯点灯にてご入庫です
症状としてはDSC絡みの警告灯が付いたり消えたりするとの事!
早速ピットにて診断を進めてきます
BMW純正診断機を接続して診断していきます
まず警告灯点灯の原因は赤線部のコントロールユニットの電源不良!
お客様には「テスター当てれば全部わかるんでしょ?」とよく言われますが、
そんな事はありません・・・!
エラーの状況にもよりますが、テスターで分かるのはこの程度、今回で言えば
ここから「じゃあなぜ電源が不良なの?」「どこかで断線しているの?」と
いう様な部分はわかりせん
メカニックが実際に分解して、測って、見て、という診断が必要になります
あくまでテスター診断機はそれら診断を助けるサポート役でしかありません
今回はその後も点検を進めた結果DSCユニット(コンピューター本体)の不良と
断定しました
ただ「じゃあ交換です」と言えないのがこのDSCユニット!
新品ですと「モノ」だけで20万円以上するパーツです
今回はお客様とご相談の結果、中古のDSCユニットへの交換にて対応します
早速作業開始です
後述しますが、本来中古のDSCユニットへの交換は出来ないとされています
それを特殊ツールにて強制的に使用できる状態にしますので、ソフト的な
作業も必須になります
まずはハード部分の作業で用意した中古DSCユニットと物理的に交換を行います
DSCユニットはブレーキラインの途中にありますので交換後はブレーキフルード交換
(エア抜き)も必須になります
そして交換を終えてエンジンを掛けると・・・・ドン!
警告灯のお祭り騒ぎになります
テスター上でも簡単にいえば、「車が違うよ!」「適合してないよ!」
と拒絶反応状態のエラーが多数入ります
勿論この状態でいくらエラーだけを消そうとしても消えることはありません
ここからはソフト部分の作業でこれらを適合していきます
あまりお見せできないので・・・何とも変な写真ですが・・・
これがこの車のユニット(コンピューター)一覧になります
赤線のDSCの部分を辿っていくと「TT30~」となっているのが分かると思います
他の部分は「TV66~」です
これがそれぞれのコンピューターに書き込まれているVIN(車体ナンバー)です
ですのでこの車の本来の車体番号は「TV66~」、そこに今回中古で用意した
DSCユニットが「TT30~」(元々取り付けられていた車体の車体番号)
を取付けた為このように一つだけ違う状態になっています
これをヨイショ!と特殊ツールにて書き換えると・・・
先ほどの「TT30~」ではなく、本来の「TV66~」にDSCも揃いました
こうしてVINを揃える事で「お前仲間じゃない!」から
「仲間だよー」に変わったと言う事ですね笑
最後にユニットのアップデートや調整を行えば完了!
無事エラーも無くなり、完全に中古ユニットを適合させることが出来ました
これで中古ユニット交換作業完了!
無事、元々依頼の警告灯も出なくなりましたのでご返車させて頂きました
BMW・BMWMINIの高額ユニット交換見積りでお困りのお客様は是非
お問い合わせ下さい
千葉県松戸市の修理工場なら 小林モータース
国産車・外車、メーカー問わず修理可能です
中古パーツ・リビルトパーツ・社外パーツを
使った修理もお任せ下さい
お客様からのご連絡をお待ちしています
小林モータース株式会社
047-387-0398
千葉県松戸市五香2-3-2
9:00~19:00 水曜定休