
「車検時に下回りのオイル漏れを指摘された」 「駐車場にオイルのシミができている」 「デフ付近から焦げたような臭いがする」 このようなトラブルでのご入庫、スバル車(インプレッサ・フォレスター・レガシィなど)で特に10万km以降に多く見られる症状です
多くはリアまたはフロントの“デフサイドシール”からのギアオイル漏れが原因です


スバル車はAWDが多いため、デフのトラブルも起こりがち
オイル漏れなので車検に通らない場合も
デフサイドシールとは?
デフ(ディファレンシャル)は左右の駆動輪へエンジンの駆動力を分配する重要な部品で、前後どちらにも搭載されています(スバルはAWD車が多いため前後共搭載されている事が多いです)
デフ内部にはギアオイルが封入されており、シャフトが刺さる部分(ドライブシャフトの付け根)にはオイルを止めるための“サイドシール”が組み込まれています
このサイドシールのゴムリップが経年劣化・硬化 → オイルがじわじわ滲む・漏れるというのが典型的なトラブルパターンです

劣化するとどうなる?

• デフケースとドライブシャフトの付け根周辺にオイル滲み / ギアオイルの焼け臭
• アンダーカバーや車体下部に黒い油汚れ
• ギアオイルが徐々に減って内部焼き付きのリスクが高まる
• オイルがマフラーに垂れる → 焦げ臭・煙・最悪火災リスク
※ 特にリアデフはマフラーと隣接しているため放置NG!
点検 & 部品交換
【点検】
• リフトアップにてデフ周辺・シャフト付け根のオイル漏れ有無を確認
• シャフトブーツ破れ / ギアオイルの量も合わせて確認
• 漏れ箇所が左右どちらか or 両方か特定しておきます
【交換推奨部品】
• デフサイドオイルシール(左右)
• デフオイル(ギアオイル)新品補充

作業手順
・車両リフトアップ
・ドライブシャフト取り外し(左右) → サイドシール露出
・古いオイルシールを専用工具で引き抜き
・新品オイルシール圧入 → 適正な深さ・角度で慎重に作業
・シャフト組戻し → ギアオイル注入(規定量)
・試運転&オイル漏れチェック → 最終清掃して納車
スバル車はAWD構造+高年式の車が多いため、作業には専用のリムーバー / プレスツールが必須
DIYでの作業は非常に難易度が高く、誤組付けで再漏れ・異音のリスク大です
修理費用の目安
• 部品代(サイドシール左右+ギアオイル):約5,000~10,000円程度
• 工賃込み:約 2.5万〜5万円前後(左右同時交換時)
※ リア・フロント・センターデフどれかによって費用が異なります
放置すると…
• デフオイルの減少 → 内部ギア焼き付き → 異音発生・高額修理へ直結
• マフラーや遮熱板にオイルが垂れる → 煙 / 臭い / 火災リスク
• 車検での“オイル漏れ指摘” → 不合格になる可能性も
軽度な滲みであっても、デフ関係は早期対応が断然お得&安心です!

その他コラム
コバモ流ポイント!
• サイドシール交換時にドライブシャフトブーツ他、足回り同時交換も可能!
• オイルシール圧入は角度と奥行きが命!プロ専用SSTで確実に施工
• 交換後は試運転&漏れ再チェック→下回り清掃までセットでご提供





















