
「MINIのエアコン、なんか冷えが悪い?」 「冷風が突然でなくなった!」 ミニを含めた輸入車の場合一年を通してそんな声がチラホラ聞こえてきます
で、ミニのエアコントラブルで実際のところよくある原因は…
大きく分けて3つ!
※弊社は俗にいう新型ミニ=BMW製ミニ専門の修理工場となっております。ローバーミニ、クラシックミニに関しての修理はお受けできませんのでよろしくお願いします。 また正確には「ミニ」という車の「クーパー」というグレードですので「ミニクーパー」と呼ぶのは車種を指す場合には不適切ですが、文章上小さい・コンパクトを指すミニと車を指すミニの混同を防ぐ為、ここではミニ全般をミニクーパーと呼称します

主な原因はコンプレッサーやガス不足など
ただ正確な診断にはテスター+プロの目が重要
コンプレッサーが仕事してない

原因度70% 予算感 10~20万円
まずエアコンの“心臓部”ともいえるコンプレッサー
ここが動いてなかったら、冷媒ガスが循環しない=冷えません
基本的にはコンプレッサー内部で不具合を起こし仕事をしなくなるケースが大多数
テスターとエアコンガスの圧力計チェックで判断していきます
原因箇所と構造ガスが抜けてる(=漏れ or 自然減少)

原因度20% 予算感 数万~20万円
次に多いのがガス不足
MINIに限らず、エアコンガスは数年かけて少しずつ抜けていくもの
でも、漏れ方によってはコンデンサーやOリングの交換が必要になるケースもあります
ただ国産車ではエアコントラブル原因No1ですが、ミニでは漏れよりももっと「機械パーツ」の故障が原因として多い肌感です
ちなみに、漏れ止め剤は輸入車には基本NG
センサーやバルブが詰まって、逆に不具合が増えるリスクがあります

他にもある、ちょっと地味な原因たち
原因度10% 予算感 数万円~
• 冷風のフラップが動かず、冷風が出ない
• センサー不良で適切なデータが出ていない
• IHKA(空調ユニット)の制御ミスで指示通りに動かない
…などなど
この辺りは細かい構成部品全てが可能性あるので、挙げれば正直切りがないほどです

まとめ:“冷えない”の裏には、いろんな原因がある
「ガス補充しときますね〜」で直るケースもあれば、「コンプレッサーもう死んでしまっています・・・」ってことも
MINIは特に、センサー制御やフラップの動きまでしっかり見ないと、表面的な原因だけじゃわからないことも多いです
本当にちゃんと直したいなら、まずはテスター+プロの目での診断から
それがいちばん早くて、結果的に安く済むかもしれませんよ
過去の実績一覧

小林裕太(こばやし・ゆうた)
国家一級自動車整備士
小林モータース株式会社 工場長
欧州車を中心に扱う某輸入車専門店で工場長等を計8年半務める。
豊富な輸入車整備経験によりBenz、BMW、Audiからポルシェ、ベントレー、フェラーリまでヨーロッパ車全般を得意とする。
【店舗情報】
千葉県松戸市の修理工場なら 小林モータース
国産車・外車、メーカー問わず修理可能です
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