
ファンベルト交換=基本の整備、のはずが…
ファンベルトって、クルマのエンジンまわりではわりと“定番”の消耗品 車検や12カ月点検で、ひび割れが見つかって交換になることも多いですよね これまで車を乗ってきたことがある方ならメンテナンスの見積もりなどにも入っていた事あがあるはず 通常の車であればいわゆる普通の工具(ハンドツール)さえあれば、30分もあれば終わるような作業です …が、MINIはここがちょっと違う 実は1~3世代すべてで「専用工具」が必要なつくりになっていて、 しかも、それぞれ別々の特殊工具・・・
国産車のノリで作業しようとすると「全然できないじゃん!」となります
※弊社は俗にいう新型ミニ=BMW製ミニ専門の修理工場となっております。ローバーミニ、クラシックミニに関しての修理はお受けできませんのでよろしくお願いします。 また正確には「ミニ」という車の「クーパー」というグレードですので「ミニクーパー」と呼ぶのは車種を指す場合には不適切ですが、文章上小さい・コンパクトを指すミニと車を指すミニの混同を防ぐ為、ここではミニ全般をミニクーパーと呼称します

スペースが少ないため、専用工具が必要になる>
比較的単純な整備に思えても、ミニの専門工場に任せるのがおすすめ
各世代、専用工具が必須です

• 1世代目(R53系)

特殊な差し込みピン形状になっていて、このピンを引っ掛けて作業する
• 2世代目(R56系)

ベルト廻りのスペースが異常になく、下から絶妙な角度になっている特殊工具が必要
• 3世代目(F56系)

こちらもスペースの関係で、それ専用の曲がりになっていないと、かなり厳しい構造になっています
結局、“MINI専用の整備”なんです

こういった工具って、国産車中心の整備工場さんだとまず持っていません
つまり、MINIは「普通の整備」とはちょっと違う路線の車なんです
ファンベルト1つ交換するだけでも、「あれ?」ってなることがある
なので、車検整備や軽整備であっても、MINIに慣れてるお店に頼むのが安心っていうのは、こういうところからも分かります

まとめ:好きだけじゃ整備できない、それがMINI
整備の基本みたいな作業でも、MINIだと専用工具と経験が必要になる
見た目はかわいくても、中身はしっかりクセ強め
それがMINIの特徴です

過去の実績一覧

小林裕太(こばやし・ゆうた)
国家一級自動車整備士
小林モータース株式会社 工場長
欧州車を中心に扱う某輸入車専門店で工場長等を計8年半務める。
豊富な輸入車整備経験によりBenz、BMW、Audiからポルシェ、ベントレー、フェラーリまでヨーロッパ車全般を得意とする。
【店舗情報】
千葉県松戸市の修理工場なら 小林モータース
国産車・外車、メーカー問わず修理可能です
中古パーツ・リビルトパーツ・社外パーツを使った修理もお任せ下さい
お客様からのご連絡をお待ちしています
小林モータース株式会社
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