BMW 2シリーズ アクティブツアラー F45 ドライブトレーン異常という警告灯がつくとのことでご入庫です
早速症状を確認していきます
エンジンをかけると中央のナビ画面にドライブトレーン点検とトランスミッションオイル点検必要との警告が表示されています
「早急に」と急かすような文章で表示されています
めちゃくちゃビビってしまう内容ですがドライブトレーンという言い方は間違ってはいないですが実はかなり大げさです
そもそもドライブトレーンとは、車を動かすために必要なエリアの総称です
エンジンやミッション、HVのモーターなどを指します
つまりエンジンやミッション周辺で異常がある、という警告なのですが実はこれ、異常ではないんです
単純にミッションのオイルの交換時期だから交換しなさいという警告なのです
CBS(Condition Based Service)という点検のタイミングをお知らせする機能ではなく、何故かエラーという形で表示するためこんな仰々しい事になっていますが結局のところ、やることはDCTオイルを交換するだけです
この世代のMINIとBMWの1シリーズ2シリーズは後期になってミッションが7速DCTに変更になりました
DCTは単純に言えば中身がMTで変速を自動でやるような機構で、一般的なオートマとは仕組みが違います
DCTオイルを抜いていきます
けっこうシャバシャバです
使用しているのはマニュアルオイルよりもATフルードに近い感じです
一部を取り出して見ましたが真っ黒です
鉄粉が混じってキラキラしてます
光を当てても透過率0ですね
新しいオイルを入れ、テスターを繋いで温度調整をしながらオーバーフローしたところが適正量になります
真偽は不明ですが、この表示が出てから3000キロ走行してしまうと、クラッチを交換しなければいけないとマニュアルには記載があります
クラッチ交換はいくら掛かるかわかりません…
なのでちゃんとオイル交換をしましょう!
リセットを掛けていきます
クラッチの調整を車が自動でします
最終確認後、作業終了です!
この警告は6年経過で発動するようです
やっている内容的にはオイル交換だけなので、車検や定期点検時などに先手を打って一緒にやってしまうのがおすすめかもしれません!
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