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BMW MINIクーパーS クラブマンR55　エンジンチェックランプ点灯にてご入庫頂きました

お車は不調感はないもののチェックランプだけが点灯しているのと事！
早速ピットにて診断を進めていきます

テスター診断を行うと、高圧ヒューエルシステムの燃圧不良のエラーが入力されていました
二世代目のR56系はクーパーSのみターボ+直噴エンジンの組み合わせですのでクーパーS系にのみ直噴用の高圧フューエルポンプが搭載されています
ハイプレッシャーポンプという言われ方をする場合もありますが物は同じものをさしています
そして、それはよく壊れる+高額でもお馴染みの箇所・・・

お客様にお見積りをご連絡し、ご了解を頂きましたので修理を進めていきます
修理は高圧ポンプ本体の交換になります
また今回は原因や症状は全く別ですが、高圧ポンプのすぐ下に位置するサーモスタットと呼ばれる冷却水のパーツから冷却水漏れを起こしているのを診断時に発見しましたので同時に修理していきます

高圧ポンプとサーモスタットどちらもサクッと取り外していきます
本当に今まで何十台（場合によっては3桁いくかも・・・？）と触ってきていますので手慣れたものです！！

まずは今回のメインになる高圧フューエルポンプです
こんな四角い金属のちょっとした塊ですが、金額は15～20万円ぐらいします
技術が詰まっていると言われればそうなのですが・・・でもちょっと高いですよね・・・泣

ちなみに以前実験的にAmazonで海外（中国）発送の爆安高圧ポンプを「もしかしたら使える？」と思い購入したことがありますが、結果として3個買って3個とも取付られるは取付られましたが、3個とも圧力不足のエラーを拾ってしまう。という大失敗談も持ってたりします・・・笑
そんな経験もあり純正か、ある場合は優良のOEMのみを使用します

今回の修理は純正品を使用しています

高圧ポンプ周辺の作業をする場合は付随するホースも同時に交換します
こちらもワンタッチのチャックが劣化するといきなり「バンッ」とホースが取れるトラブルがありますので注意が必要です

同時に修理するサーモスタットの交換
黒いごちゃごちゃしてる樹脂のパーツがサーモスタットです
こちらも割れたり、接続部から漏れたりと非常にトラブルが多いパーツです

サーモスタット、高圧ポンプをそれぞれ新品で組付け、冷却水を充填すれば作業は完了！
無事エンジンがかかった後はテスター診断機にてエラーの消去等を行います
最後に各部チェックを行いご返車させて頂きました