メルセデスベンツ C200 W204 車検(法定24ヶ月点検)冷却水漏れ修理
メルセデスベンツ C200 W204 車検にてご入庫です
早速ピットにて車検診断を進めていきます
小林モータースの車検は国が定めた法令24ヵ月点検項目79箇所に、
当社オリジナルの点検項目135箇所を加えた計214箇所がチェック
項目になります
ただ単純に車検が通ればOK!という考え方でなく、当社では車の健康診断
・総合メンテナンスの機会と考えています
勿論、だからと言って「アレもコレも交換です」ではなく、使用状況や劣化
の優劣等から優先順位を決めてメンテナンスのご提案を行います
診断はピットにてリフトアップ後、アンダーカバー等を外してからスタート
エンジンからブレーキ関係、足廻りなど隈なく診断していきます
まず発見したのが冷却水漏れ!
リフトアップするとアンダーカバーや触媒(マフラー)にボタボタと
垂れています
勿論このままではダメなので、漏れ箇所を特定していきます
漏れ箇所を確認していくと、一番酷く漏れていたのがエンジン横を
通っている樹脂製のパイプ!
写真では分かり難いですが、加圧テストを行うと結構な勢いで漏れてきました
またそれ以外の箇所からも細かく漏れを確認出来ましたので今回は
一通り修理していきます
ブログですので点検とメンテナンスが同時になってしまいますが、
実際には一通り診断後、お見積りを作成、お客様とお打合せ後、
修理作業を進めていきます
まずはメインで漏れていた冷却水のパイプの交換です
樹脂製ですので、やはり経年劣化で割れを起こします・・・
これはメーカー問わず、素材として弱いパーツですね
非常に分かり難いですが、赤丸部に薄く筋が入っています
かすかに見える程度の割れですが、冷却水自体圧力を使用して作動する
ものなので漏れとしてはかなり酷く漏れてしまいます
続いてはサーモスタットの交換です
冷却水漏れの場合、やはり同じ車で同じような素材のパーツを同じだけ
使用していますので漏れが複数個所にまたがる場合が結構あります
また先ほどの通り、圧力がかかりますので一ヵ所直すと、次弱ってる
所から・・・というのも多いパターンです
ですのでそれらを加味して、診断・修理を行う必要があります
という訳サーモスタットです
こちらは取り付けてるボルト周辺から滲み漏れる様にトラブルを起こし
ていました
サーモスタットを交換すればこの部分も修理OKです
最後に冷却水ホースです
これは何個かのホースとパイプで一つのパーツとして形成されていますのが
作りこまれた接続部から写真の様に漏れを起こしています
このホースとパイプの接続部もメーカー問わず漏れの多い箇所ですね
該当のホースも交換し、最後に冷却水を新たに充填すれば漏れ修理は完了!
また足廻りからはスタビライザーリンクのブーツ切れを発見!
こちらもブーツ切れのままですと車検NGな箇所ですので、要修理です
これはサクッとスタビライザーリンクを交換します
異音の原因にもなりやすい箇所ですし、比較的お安い箇所ですので素直に
交換修理がお勧めです
最後にエンジンオイルやブレーキフルード等油脂類の交換、各部増締め、
調整等を行い車検整備完了です
新たに車検取得後、メンテナンスインターバルのリセットを行いご返車
させて頂きました
千葉県松戸市の修理工場なら 小林モータース
国産車・外車、メーカー問わず修理可能です
中古パーツ・リビルトパーツ・社外パーツを
使った修理もお任せ下さい
お客様からのご連絡をお待ちしています
小林モータース株式会社
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