BMW MINIクラブマン R55 電装系異常修理 オルタネーター交換
BMW MINIクラブマン R55 各部電装異常にてご入庫です
早速ピットにて診断を進めていきます
症状としては非常に多く、ライト付きっぱなし(ライトスイッチに関係なく)
ウィンカーでない、メーター等室内系のイルミネーションが点かない、
ルームランプが点かない等々・・・
主に車内の便利機能系が全滅な雰囲気です
それらを踏まえて次はテスター診断を行います
車両のコンピューターには多数のエラーが入力されていました
数十個入っているエラーを一つ一つ確認しながら原因を考察していきます
今回診断の結果、各電装の直接の不具合は室内側の便利機能を担当している
コンピューターの不具合でした
しかし他のエラーコードもあわせて考えていくと、どうやらコンピューターが
おかしくなったそもそもの原因がある様です
さらに根本の原因を探っていきます
こういう時はメーカー純正診断機を使用していきます!
汎用機と違い、エラーからリンクし、様々な補足情報やテスター上で機能テスト
等も行う事ができます
その後も診断を続けていくと、直接の原因はオルタネーター(発電機)
の不具合でした
写真はテスター上で行うオルタネーターの機能テストです
テスターから直接指示をだし、オルタネーターの発電状態をテストする事が
できます
オルタネーターは通常13~14Vの発電を行いますが、時々瞬発的ではありますが
制御が異常になり17~18Vと異常に高い電気を作っていました
(写真は正常な状態です)
MINIではあまりないケースですがBMW E60、E63等では結構多いトラブルです
規定以上の電気を各電装品が受けてしまうので、誤作動や、コンピューターの
パンク等を引き起こします
整理するとオルタネーター故障→コンピューター不具合→各電装品異常という
流れです
今回コンピューターの方はリセットを掛けたところ復帰しましたので
電圧異常を起こしていたオルタネーターの交換を行います
R56系のミニでもR50系と同様フロントセクションを分解してから交換を
行います
フロントバンパーなどを取り外し、メーカーの言う「サービスポジション」
の状態にしていきます
ラジエターキャリアを車両前方に引き出して、エンジン側部の
作業スペースを作って交換を行います
これを知らずに作業すると確実に迷宮に入り込みます・・・
今回はお客様のご要望で純正のオルタネーターにて交換を行います
金額は高い分、信頼度、精度などはやはり群を抜いて良いです!
パーツは純正品でもOEM、社外品でもお取り寄せ可能ですので
ご希望をお知らせください
オルタネーター交換後、異常電圧が出ない事を確認すれば作業完了です
無事電装品も復活しましたのでご返車させて頂きました
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