BMW M5 E60 SMGクラッチ交換
BMW M5 E60 SMGクラッチ交換にてご入庫です
SMGはいわゆるセミA/Tで、BMW系の呼び方になります
フェラーリでは「F1マチック」ランボルギーニでは「eギア」マセラティでは
「カンビオコル」サ等それぞれの名称で呼ばれていますが、マニュアルミッション
ベースのA/Tという点では全て同じシステムになります
このM5のミッションも基本的にはマニュアルミッションベースですので
通常のマニュアル車の様にクラッチ交換作業を必要になります
早速ピットにてリフトアップ、交換作業を進めます
下から車を覗くと流石はM5!
下廻りもスーパーカーと同様の造りこみです
写真の様にマフラー以外は全てフラットにカバーがなされています
マフラー、アンダーカバー、遮熱版等を前から後ろまで分解し、やっと
ミッション本体を見る事ができます
写真では手前に写っているのがミッション本体です
その後も作業を進め、SMGミッションを完全に外しました
SMG作動ユニット以外は本当に通常のマニュアルミッションと変わりません
ミッションのメーカーは日本ではチューニングカーなどではお馴染みの
ゲトラグ製です
今回交換したクラッチディスクです
500PSを受け止める為に純正でツインプレートが採用されています
またディスク面を点検してみると取り付けリベットまで残り0.5mm以下です
丁度交換時期でした!ディスクも完全に摩耗してしまい、「滑り」を起こしてしまうと
フライホイールまで焼きが入ってしまい交換する必要が出てきてしまう事もあります
メンテナンス全般そうですが、早めの修理が安く上げるポイントです!
今回はレリーズベアリングも同時交換を行います
一般的なメカニックなら誰でも出来るクラッチ交換作業ですが、SMGは
そうはいきません!
ベアリング廻りのグリス塗布部分からクラッチの締め付けトルク、
バランス取りされたクラッチの取り付け位置までマニュアルには
各部細かい指定が多数あります
この辺りのメンテナンスには純正マニュアルが必須ですね!
これまでの「当たり前」でやってしまうと不具合やパーツの破損を平気で
起こしてしまいます
クラッチ組み付け後、ミッション等を全て戻せばメカ部分の交換作業は
完了です
ですが最後にもう一仕事!テスターにてクラッチの初期設定と学習を行います
クラッチ操作を電子制御で行うのでクラッチ交換後にはこの設定作業を必須です
初期学習が終われば本当に作業完了!
最後に異常が出ていない事を確認しご返車です
SMGのクラッチ交換は純正テスター完備の当店にご相談下さい!
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