突然ナビゲーション画面やメーターに表示された「トランスミッション異常」「車両動き出し注意」「直ちにディーラーで修理してください」
こんな表示が出て驚いたことと思います・・・!
多くの場合、実際にトランスミッションがダメなのではなく、シフトユニットと呼ばれる「シフトレバー丸ごと」が不良な場合が多いです
セオリー通りですと15万円前後の修理代になるのですが、当店では内部を分解、故障箇所だけを単品修理できますので安価に修理可能です
※弊社は俗にいう新型ミニ=BMW製ミニ専門の修理工場となっております。ローバーミニ、クラシックミニに関しての修理はお受けできませんのでよろしくお願いします。 また正確には「ミニ」という車の「クーパー」というグレードですので「ミニクーパー」と呼ぶのは車種を指す場合には不適切ですが、文章上小さい・コンパクトを指すミニと車を指すミニの混同を防ぐ為、ここではミニ全般をミニクーパーと呼称します。
症状
車両の走行や動きには全く問題ないものの、エンジンをかけた時や切った時に「トランスミッション異常」「車両動き出し注意」「直ちにディーラーで修理してください」といった表示(ワーニング・警告灯)がナビ画面やメーターの液晶部分に表示されます
原因箇所
原因は警告の表題通りトランスミッションの本体ではなく、シフトレバーの付け根、シフトユニットと呼ばれるパーツの不良の可能性が高いです
該当車種
F56系の前期車両のみ
シフトが電子制御式のものではなく、物理的にP-R-N-Dと動かすタイプの車両が対象です
F56 3ドアハッチバック
F55 5ドアハッチバック
F54 クラブマン
F60 クロスオーバー
F57 コンバーチブル
(その他同型のパーツを使用しているBMWの1シリーズ、2シリーズ、X1、X2なども同様の修理が可能です)
原因
原因はシフトユニット内部にあるPにレバーが入っていることを確認するセンサーの認識が上手くいかない事でエラーを出力します
また、なぜ認識が上手くいかないのか?という部分の答えとしてはセンサーに使用するレバーのスプリングが折れる事で起こります
判断
詳しい判断はBMW・MINIの専用テスターを用いてコンピューター内部に記憶されているエラーメモリーを読み込む事必要があります
但し、かなりの台数を作業させて頂いておりますがF56系の前期に使われているミッション本体が不良になった、という経験はいまだにありません。
ほぼ同様のエラーでしたらシフト内部のスプリング不良と思って頂いて問題ないはずです!ご安心ください
修理方法
セオリー通り(マニュアル通り)の修理ですと、最小のパーツ供給単位がシフトAssy(丸ごと)になってしまいます。また交換にもマフラーを外したり、センターコンソールを分解したりとやや手間がかかりますので、おおよそ15万円前後の修理代がかかります
しかし、当店ではシフトユニットを分解、内部の実際に破損しているスプリングのみを交換する事で安価に修理することが可能です
その際は約半分!!
無駄に交換せず、修理した方がお財布にも環境にもエコですからね!
比較
まとめ
基本的には乗る時、降りるときにポロンポロンと警告を促す音と共に警告画面がでる以外には害のないトラブルではあります
但し本当にP以外で停めてしまった場合などに、オオカミ少年ではないですがしっかり気づけなかった・・・なんてことも考えられます
別に普通に走れてただ表示が出るだけの修理に15万円と聞くとためらってしまいますが、安価に修理できますので是非ご用命頂き、スッキリした気持ちでF系ミニライフを楽しんで頂ければと思います!
ご不明な点等ございましたらお気軽にご相談ください
小林裕太(こばやし・ゆうた)
国家一級自動車整備士
小林モータース株式会社 工場長
欧州車を中心に扱う某輸入車専門店で工場長等を計8年半務める。
豊富な輸入車整備経験によりBenz、BMW、Audiからポルシェ、ベントレー、フェラーリまでヨーロッパ車全般を得意とする。
【店舗情報】
千葉県松戸市の修理工場なら 小林モータース
国産車・外車、メーカー問わず修理可能です
中古パーツ・リビルトパーツ・社外パーツを使った修理もお任せ下さい
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小林モータース株式会社
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