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ダイハツ ムーヴ　エアコンが効かないとの事でご入庫しました

ボンネットを開けてエアコン診断を進めていきます
まず大切なのがエアコンコンプレッサーが動いているかどうか？
何れにしろエアコンの要ですので、コンプレッサーが動かない限りはどうにもなりません
チェックしてみるとコンプレッサーが動いていないのが確認できました

続いてはなぜコンプレッサーが動かないか？を診断していきます
定番はエアコンガス量ですね
エアコンガスが入っていないとエアコンのシステムを守る為コンプレッサーが動かない構造になっていますが、ゲージをつないで確認するとエアコンガスはちゃんと入っていました

軽自動車のエアコン修理はバンパー外しが基本です
バンパーを外せばよく見えます
ここで注意点するのはコンデンサーの前にレーダーが付いています
黒い四角い箱のようなパーツです
これを取り外してしまうとエーミングと言う調整作業が必要になってしまいます
エーミングとは、自動ブレーキなどの電子制御装置が正しく作動するための校正・調整作業です
これがずれていると万が一の時大変な事になってしまいます・・・！

バンパーを外した状態で診断すると、エアコンコンプレッサー自体の不良と判明しました
お客様にお見積りをご確認頂き修理を進めていきます
まずはエアコンコンプレッサーを交換します
勿論エアコンガスを回収機で回収し、環境にもやさしく作業します

今回はリビルトパーツでの交換になります
ボディは中古のボディを使い中を新品で組み直します
保証も1～２年付き、金額も抑えられるのでお勧めしています

今回はコンプレッサーの焼き付きが見られましたのでコンデンサーも同時に交換します
最後にエアコンガスを規定量入れます
今の車はエアコンガスを何グラムで入れる量を決めます
以前（と言っても十年以上前ですが・・・）はガスの流れを見るサイトグラスというものがあり、そこで適正ガス量が見れたのですが、現代の車はそれがなくなってしまいました
その為ガスが適量入ったのか目では確認出来ません
小林モータースではもちろんグラムで適量を入れています！
エアコンも効く様になって無事お客様にご返車しました