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VW ゴルフ6GTI　エアコンが効かないとの事でご入庫頂きました
普通に使えていたが、ある日突然効かなくなってしまったとの事・・・！
早速ピットにて診断を進めていきます

A/C廻りの診断を進めていくと、エアコンガスが全く入っていません
原因はどうあれガスが全く入っていなければ診断のしようもありませんので、テストガスを注入していきます

入れ始めると「シューーーーーー！！」と結構な音でガスが漏れてきます・・・
通常エアコンのガス漏れは気づかない程度僅かずつ漏れてくるのが一般的です
その為漏れ箇所特定に時間がかかります

ですので今回のケースはレアというか何かただ事でない事が起こっている予感・・・
ただシューと思いっきり漏れているので診断は簡単です

音をたどっていくと原因判明！
写真だと分かりにくいですが、冷却水用のホースを止めるバンドとエアコン配管が接触しています

外してみるとご覧の通り
触れたホースバンド（金属製）がエンジン振動によりコシコシコシコシ・・・切れ味の悪いノコギリのような状態になり金属製の配管に穴が開いています

お客様にお見積りをご連絡し作業を進めていきます
といっても穴が開いたものはどうしようもありませんので配管交換になります
ちなみにこんなホースですが非常に高額です・・・！

ちなみに今回のトラブルですが・・・非常に言いにくいですが人災です
どこかで整備した際にホースを無理に曲げてしまい今回の症状が出たはずです
基本的に金属製のホースが勝手に曲がってしまうことは考えにくいので・・・
擁護する訳ではないですが、設計自体でかなりタイトなのはあります
今回の車以外でも逆側に曲げてしまい電動ファンで傷つけて穴が開いてしまっている車など同様の症状を複数台見たことがあります

何れにしろ明日は我が身と思って、気を付けるしかないですね！
どちらにも当たらないようにパイプを微調整して取り付ければ作業完了です

無事エアコンも効くようになりましたのでご返車させて頂きました