BMW MINIクーパーS R52 エンジンからの異音と警告灯点灯、オーバーヒート症状も出ているとの事でご入庫頂きました!
異音はブーーーンと吹かすと「チリンチリンチリン・・・」と変わった鐘が鳴っているような異音がでており、警告灯も諸々点灯しております
ピットにて診断を進めていきます!
正直症状だけでも原因は分かっているんですが・・・笑
それでも直接確認するのは当然ですね!!
写真はエンジンのクランクプーリーとも呼ばれるバイブレーションダンパーと呼ばれるパーツです
ここからエンジンの出力をもらい、ファンベルトを介してオルタネーターやエアコンコンプレッサー等、車に必要な補器を動かす役割をしています
このR53、R52の第一世代MINIのスーパーチャージャーモデルでは非常に故障が多いトラブルポイント!!
案の定、バイブレーションダンパーが破損し空回りしている状態でした
空回りすると当然ファンベルトが回りませんので補器も動かず、上記の様な警告灯やオーバーヒートの原因になります
ブログですと診断と修理が一緒になってしまいますが、実際にはお客様にお見積りをご確認頂き、ご了解を頂きましたので修理を進めていきます
写真は取り外したバイブレーションダンパーです
地面に映っているもう一つのパーツとまるで2つのパーツのようですが、本来はこんな風になってはダメなものです
1個のパーツです・・・!
勿論根本原因のバイブレーションダンパーは必須で交換です
下が正しい1つになっているバイブレーションダンパーです
このバイブレーションダンパーは初期型ではもっと別の形をしていました
ただ、それが非常に壊れた為現在の形に対策品として変更になったのですが、その対策されたものでも今回のようにバンバン壊れます・・・
永く第一世代に乗られている方だと2回目とか3回目なんて方も・・・
同時にファンベルトも交換します
バイブレーションダンパーが空回りと表現していますが、実際にはそれでも回転しており、かつ破断したバイブレーションダンパーによって偏心した状態で回転させられてしまいます
その為写真の様にベルトの外側の部分が変に削れ、摩耗していることがほとんどです
基本はセットで交換が必須になります
またそれと同じくベルトに張りを出す為のテンショナーと回転の補助をするアイドラプーリーも変に回転するベルトによって異常摩耗してしまうことが多いです
こちらも同時に交換すれば工賃も損しないですし、可能な限り同時交換をお勧めしております
全てのパーツを交換すれば作業完了!
無事異音や警告灯もなくなり、快調そのものになりましたのでご返車させて頂きました
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