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BMW MINI F55 エンジンチェックランプ・ドライブトレーン異常の警告灯点灯でご入庫です

テスターを繋ぎ確認するとタービンアクチュエーターの異常というエラーが出ております

症状を確認すると、アイドリングは問題なさそうですがブーストがかかりません
点検の結果、ミニでは超定番！とは言えない　タービン故障と判明しました

故障の原因は冷却水漏れによるオーバーヒートのようです
オーバーヒートでタービンがダメになるというのはよっぽどで、整備士の感覚から言うと先にエンジンがだめになりそうな気がするのですが…

問題の箇所を取り外していきます

こちらがタービンです

いわゆるターボ（過給機）です
ふたつの羽根車が内部にあり、排気のエネルギーで羽根車を回転させエンジン内部により空気を送り込む仕組みです

内部に弁があるのですが、これが壊れています
歪んで閉まりきらなくなっています

元々熱い排気ガスが直接当たっている部分ですが、オーバーヒートしたことで、さらに高温に晒されて歪んでしまったようです

運よく中古のパーツが手配できたのでこちらに交換します
新品だと４０万前後するパーツですので幾分お安くできたとは思います

正常な弁は閉まる音が違います

オーバーヒートの原因である冷却水漏れも直します

冷却水漏れの箇所はオイルフィルターハウジングでした
当店で使用しているフルメタルのフィルターハウジングに交換します
純正よりお安く、冷却水漏れの対策にもなるのでおすすめです！

試運転後、その他異常もみられないことからご返車させていただきました

輸入車に乗り慣れている方ほど、オイル漏れ冷却水漏れチェックランプに慣れっこになりがちです
とりあえず平気だろうとそのまま走らせる方が多いですがやっぱりよくありませんので、予兆があったらば無理に走らせず、レッカーなどでご入庫ください！