Column

かわいいのに、修理は意外とかわいくない？

「そんなに珍しい車じゃないし、どこの整備工場でも見れるでしょ」
そう思ってミニを買った方、意外と多いんじゃないでしょうか
でもいざ不具合が出て、近くの修理工場に持ち込んだら――
「うちはちょっと…」「これはディーラーさんの方が…」なんてやんわり断られる
そんな話、実はミニでは“あるある”なんです

見た目はコンパクトで親しみやすいのに、中身はかなりのクセ者
ミニは可愛い顔して、“修理にはちゃんとした設備と経験が必要な車”だったりします

※本記事の内容は、投稿日時点の整備業界情報および当社の現場実績に基づいています。

よくある“お断りケース”とは？

実際に、こんなケースが多いです

どれも、別にその工場が悪いわけではありません
“ミニに慣れていないと難しい”だけなんです

MINIの“ちょっと特殊”なところ

なぜこんなに難しいのか？
理由はいくつかあります
まず、中身は完全にBMW製なので構造や設計思想が国産車とはまるで違います

そして、車載コンピューターも独自のもの
一般的な診断機では拾えないエラーも多く、BMW専用でなければ正確に読み取れないこともあります
さらに、パーツもひと癖あり、いわゆる町の整備工場と付き合いがあるパーツ屋さん等ではパーツを調べる事ができず結局ディーラーの部販に丸投げという事も多いです

→【参考】MINIに搭載されている主なコンピューター（ECU）の名称と役割まとめ

見た目と裏腹に、“整備工場側にとってはなかなかに手強い車”なんです

できる工場・できない工場の差って？

オーナー様側から見える範囲で判断するのはちょっと難しい部分もあります

当たり前っちゃ当たり前の判断基準ですが、この辺りをポイントに探してもらうのが効果的かと思います

→【参考】MINIと、ちゃんと付き合うために。MINIこれから診断