BMW 335i E90 オルタネーター不良・CAS不良 エンジン始動不可修理
BMW 335i E90 エンジン始動不可症状にてご入庫です
症状としては走行中、多数の警告灯が点灯し、メーター等の動きもおかしくなり
そのままストールしてしまったとの事、またその後ロードサービスで動かしたり
している間にハンドルロックも解除出来ず更におかしくなってしまったとの事・・・!
早速ピットにて診断を進めていきます
ご入庫頂いた状態としては、バッテリーは完全に上がっています
またブースターを繋いでも写真の通り、赤いハンドルロックの警告灯が
点灯してしまい、キーONやアクセサリーにもならない状態です
勿論ステアリングロックも外せませんのでハンドルを切る事も出来ない状態です
何とかピットに入れ診断を進めていきます
結果から言ってしまうと、まず第一原因がオルタネーター(発電機)の不良
これが走行中に突然死した為、車の電気が足りずに警告灯やストールを起こして
しまいました
そして第二原因がCAS(キャス=キーの動作を司るコンピュータ)の不良!
オルタネーターの電圧不良か、ロードサービスのジャンプスタートによる突入電流
が原因か今となっては分かりませんが、とにかくCASと呼ばれるキー動作を行う
コンピュータが飛んでしまった為、上の様なONにもならない状態になっていました
写真の様にCASのコントロールユニット不良のエラーが出ています
BMWの場合はこのCASがキーと通信し、「この鍵は車にちゃんと合ってる」
と認識するとそれぞれのコンピュータに「じゃあエンジンを掛ける準備をしてね」
と指示を出すシステムになっています
ですので逆にCASが不良ですと鍵を持っていないのと同じ状況・・・
勿論車はウンともスンとも言わなくなってしまいます
この位の年式のBMW(MINIを含める)では比較的多いトラブルです
という訳でまずはこのCASから修理していきます
CASはコンピューターの不良ですのでコンピューターをそっくり交換します
実際の物理的な交換は簡単ですが、そもそもCASモジュールは外販禁止に
指定されているパーツですので特殊ルートでパーツを調達しております
そして交換後はプログラミングが必須!
BMW純正テスターを使用して車両情報を書き込まないとまともに動作しません
しくじるとウン万円のコンピューターを一発でダメにしてしまうので・・・
何回作業しても緊張の一瞬です
CASモジュール交換後、無事エンジン始動!
ブログでは先に結果を言ってしまっていますが、実際にはここで初めて
エンジンがかかりましたので、オルタネーターの不良はまだわかっていません・・・!
ここから再度診断を行った結果、第一原因のオルタネーター不良が判明しました
という訳でこちらも修理していきます
オルタネーター故障自体はメーカー問わず定番の故障個所!
ただ335iの場合は交換が結構大変です
今回も当社では定番のOEMのオルタネーターに交換すれば作業完了です
無事エンジン始動もOK、発電も復帰しましたのでご返車させて頂きました
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