BMW 320i E91 雨漏れ修理 ウィンカー出ない修理
BMW 320iツーリング E91 雨漏れで室内が濡れている、またウィンカー
出ない等その他症状にてご入庫です
ブログであまりご紹介していませんでしたが、当社では意外とご依頼が
多い修理内容になります
それでは早速点検と修理を進めていきます!
それでは早速見ていきます
輸入車の雨漏れ修理は意外と大変・・・特にBMWで雨漏れトラブルが多いと思います
お車はリアシートの足元辺りで既にマットから水がしみ出してきます
ここで輸入車そもそもの特長ですが、防音や静音の理由で足元のマットが非常
に分厚くできています
これが雨漏りの場合はクセモノで、写真で見える様に厚い所で10センチ近く厚みが
あります
と言う事はマット表面から水が滲み出してくる=その厚み分既に水没して
いるという事・・・
なのでお客様自身が気が付く頃には既に結構重症化している場合が多いです
ひとまずリアシート周辺のマットをめくって見るとご覧の通り・・・
ボディーもガッチリと気密性が高められており、入った雨水が抜ける所
がありませんのでプール様にドンドン溜まってしまいます
先ほどのマットもたっぷりと水を含んでいます
雨漏り修理の場合大きく3つのポイントで修理を行います
まずは「根本原因の修理」
当然元を絶たねば、意味がないので「どこから雨が入ってくるのか?」を
キッチリ診断し修理する必要があります
続いて「原状回復作業」
写真の様に水没状態ですので、マット等あらゆる所をシッカリ水切りしドライの
状態にします
これもいい加減だと湿気として残り、窓が曇ったり、カビが生えたりと後々不具合
として出てしまいます
最後に「2次故障箇所の修理」
これは出る場合とそうでない場合がありますが、雨漏れにて電装品がショートする等
2次的に故障が発生している場合があります
これも状況によっては個別で修理が必要になります
それでは早速修理を進めていきます
まずは「根本原因」から!
こちらはシャワーテスト等を繰り返し、サンルーフから雨の浸入を確認できました
サンルーフを初め、ドアガラス、ドア等、外装の可動部は「雨が入ってこない」
と思われている方が多いと思いますが、実際には雨は入っています
ただ入った雨を家でいう「雨どい」の様に上手く排水してあげる事で車内
に雨が入らない様にしています
今回もサンルーフの「雨どい」にあたるドレーンと呼ばれるパーツが詰まる事で
車内に漏れ出てしまっていました
こちらは別に壊れている訳ではないので、清掃にて詰まりを解消してあげれば修理自体
は完了です
続いては「原状回復」の作業!
これはとにかく根気と時間のかかる作業・・・
マット等外せるものは外して水気を絞り、天日干します
車内等もひたすら雑巾で吸わせて、外で絞る、吸わせて、絞るを永遠に
繰り返していきます
車内のマット等も全て外してもいいのですが、それをやってしまうと
工賃ばかり跳ね上がってしまうので、状況と工賃とで上手くバランスを
取りながら進めていきます
そして最後に二次トラブル修理
今回はご入庫の時から「ウィンカーが出ない」と伺っておりましたが、
まさにこの二次トラブルのパターンです
足元にあるフットウェルモジュールと呼ばれるライトやその他諸々の電装品
を受け持っているコンピューターが雨漏れで溜まった水でショート・・・
不具合が出ていました
こちらは乾燥にて復旧を試みましたが、ダメでしたのでモジュール(コンピューター)
を交換にて修理します
モジュールの方はテスターにてコーディングを行い交換完了!
無事にウィンカーも出る様になりました
最後にその他エラーや機能不良がない事を確認しマットやシート等を
元に戻せば修理完了です
この様に雨漏りは物理的な修理から電気的な修理までが入り混じる
厄介なトラブルです
当店でキッチリ修理しますのでお困りの際はご連絡下さい!
千葉県松戸市の修理工場なら 小林モータース
国産車・外車、メーカー問わず修理可能です
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