BMW MINI R56 トルコン太郎 ATF圧送交換
BMW MINI R56 トルコン太郎 ATF圧送交換のご依頼にてご入庫です
お車は走行距離が9万キロ 中古で購入されたとの事ですが、記録簿などから
恐らく交換履歴は無しとの事!
早速ピットにて交換作業を進めていきます
早速トルコン太郎を接続して交換作業を進めていきます
通常R56系はそのままではトルコン太郎と接続する事ができません
接続する際には「アダプター」と呼ばれるアタッチメントが必要になります
当社ではこのR56系MINI用のアダプターを自社で作成済!R56、R55、R57等も
対応可能です
当社では通常接続が出来ない車両に対してもアダプターを多数ご用意しています
国産車他、ベンツ、BMW、BMWMINI等対応可能ですのでお気軽にご相談下さい
まずは現在のATF状態から!
恐らく無交換との事でしたが、はやり現状は真っ黒です!
左側のケース内のフィルターも全く見えない状態です
ただこの車が特別異常という訳ではなく、5万キロ~ですと大体この位の
汚れが普通です
「無交換」や「修理後の補充以外必要なし」との記載があるメーカーさんも
多いですが、これを見てしまうと交換の必要性が分かって頂けるかと思います
横のカップは比較用に一部回収したものですので、汚れ具合は同じオイルです
まずは1回目の圧送交換工程から!
今回はお客様とご相談の結果、WAKO’SプレミアムSを全量×2回で作業を行います
早速全量を一気に交換します
トルコン太郎は車両側のオイルポンプを使用して吐出されたオイルを回収、
同量をトルコン太郎側から戻す事で車に負荷を掛けず、高効率な交換
が可能になります
1回目の圧送交換が終わり、クリーニングモードに移ります
新油の高い洗浄作業を利用して、トルコン太郎内部のフィルターを
循環させる事でA/T内部を文字通りクリーニングしていきます
クリーニングモードが終われば1回目の圧送が完了
左が新油、真ん中が初めの状態の比較用オイル、左が圧送交換を終え
現在実際にA/T内を巡っているオイルになります
新油は無着色のもので、純正は赤色ですので赤みが残りますが、透明度は
徐々に復活してきました
内部のフィルターも薄っすらですが見る事が出来る様になりました
そのまま2回目の圧送交換に移ります
再び全量で圧送交換を行います
右側の廃油=A/Tから出てくるオイルもドンドン綺麗なオイルに変わって
いきます
1回目より泡が入るので白っぽいですが、赤よりも透明が強くなっているのが
分かると思います
元々ATFの色が黒くなるのはオイルの酸化やA/T内部のクラッチ等の
摩耗片等が原因です
当然酸化したり不純物が混じっているオイルでは本来の性能を保てるはず
ありません
ですので色が綺麗になる=ATF本来の性能が引き出せるという事です
「ショックが無くなった」「車がよく進む!」等、感じ方はそれぞれですが
嬉しい変化を体感される方が殆どです!
勿論不純物が無くなる分、それら微細なゴミ、粒子が引き起こすA/Tトラブル
予防にも効果的です
先ほどと同様交換が終わればクリーニングモードに移り、2回目の
圧送交換サイクルも完了
最初と比べたら当然ですが、1回目の後と比較しても一目瞭然です!
純正の赤みが残っていますが、透明度は見事なモノです
内部のフィルターもシッカリ見える様になりました!
これだけ綺麗になればトルコン太郎の実力がご納得頂けると思います
接続を解除、分解箇所を復帰後オイルレベルの調整を行います
MINIの場合はテスターにて油温を測定、規定油温にてレベルの調整をする設計
になっているので一旦オイルを冷ましてから調整を行います
ですので、単純なレベルゲージ有のお車よりお時間を頂いてしまいます
レベル調整後、異常が無い事を確認してご返車させて頂きました
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