メルセデスベンツ CLK200 W209 車検(法定24か月点検整備)
MercedesBenz C200コンプレッサー W209 車検整備にてご入庫です
今回は車検整備以外にも右ドアミラー電格不良修理も同時にご用命頂きま
したので並行して進めていきます
それではピットにて作業を進めていきます
まずはご依頼いただいているドアミラー電動格納不良から見ていきます
今回の場合ですと、ミラーを格納するとウィーーーンと音がはしています
また僅かに動く気配はありますが格納までは到底いきません
このような症状の場合、殆どがミラー本体、モーターや駆動ギアの不具合です
全く音もしない場合はミラー本体以外にもスイッチやコントロールユニットの
可能性もあります
今回は診断の結果、やはりミラー本体の不良を確認できました
修理は純正新品ですと高額になってしまうので、今回は中古パーツ
を使用して修理を行います
表面のカバーや鏡などを取り外していき
ミラー本体を取り外し、中古パーツと入れ替えを行います
今回は本体のみを中古パーツで交換しましたので、外見上の変化はありまえん
中古パーツの傷や色あせもこれなら気にせずに使用することができます
続いて車検整備の方を進めていきます
基本的には走行距離も少なく、状態もいい状態でしたので基本的な
消耗品メインで作業を行いました
エアクリーナー、オイルフィルターの交換に
交換履歴を見ると7年目だったバッテリーも交換を行いました
車検整備の中で一点気になったところがコチラ
カムマグネットからのオイル滲みです
エンジン前部の取り付けられているパーツになりますが
C200やCKL200等の2L直4エンジン M271エンジンでは要チェックポイントです
写真では赤丸部の薄い滲み程度しか見られません
通常であればこの程度「滲み」という程のものでもありませんが、
注意すべきは外側のにじみではなく、配線接続部(カプラー)
からのオイル漏れです
カプラーを外してみると、やはり内部がオイルで湿っています
このM271エンジンではこの様にカムマグネットカプラー部より漏れたオイルが
ハーネス(配線)を伝ってしまうトラブルが持病としてあります
伝ったオイルはO2センサー、スロットルバルブ、インジェクター等、
エンジン各部に悪影響、破損を与え、最終的には大元のエンジンコンピューター
もショートして壊してしまいます
症状もエンジン警告灯点灯のみから、ふけ上がり不良、ストールまで様々で
修理代はメインハーネス、コンピューター交換などで最悪50万円以上
かかるケースもあります
この症例はベンツ自身も把握しており、メーカーから対策品が出ています
写真の様に短いハーネスが対策品になります
これをカムマグネットとの間にかませる事でオイル漏れを起こしても
この短いハーネス部でせき止め、メインハーネスに回るのを防ぐことができます
勿論これは対処療法ですので、カムマグネットからオイル漏れが酷いようで
あれば1度カムマグネット自体を交換する事をお勧めします
今回はまだ軽度の漏れでしたので念入りに洗浄、乾燥を行い、
対策ハーネスを取り付けます
その他ブレーキフルード交換、タイヤ空気圧調整等を行って車検整備も完了です
ブログですと診断と整備を並行してご説明してしまいますが、実際にご入庫
頂いた場合には、初めに診断を行いお見積もりを作成いたします
お見積りをもとにお客様と打ち合わせを行いご了解を得てから作業着工にります
ですので作業を勝手に行いご返車時にいきなり「○○万円です!」ということは
ありませんのでご安心ください
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