スズキ ジムニーJB23 エンジン不調・ブレーキ効き悪い修理
スズキ ジムニー JB23 エンジン調子悪い・ブレーキが効きにくい
との症状でご入庫です
早速ピットにて診断作業を行います
まずはエンジン不調から診断していきます
お車はアイドリングでもボッボッボッボッっと振動感があります
また吹け上がりも悪いですね これでは元々660ccしかない軽自動車
ではかなり走りも影響がでてしまいますね
症状の状態からいって1気筒機能していない可能性が高いです
その辺りを重点的に診断を進めるとイグニションコイルと呼ばれる
パーツの不良を確認出来ました
スパークプラグに使う高電圧を作り出すパーツがイグニションコイル
輸入車でも国産車でもエンジン不調の定番箇所です
エンジンの気筒数分取り付けられているのでジムニーの場合は計3個が
取り付けられています
イグニションコイルが1つが故障した場合、残りも同様のコンディション
で使われていますのでほぼ使用限界の可能性が高いです
その為、本来であれば全数を同時に交換してあげるのが、再故障のリスク
等を考えるとベストです
しかし、後述のブレーキ廻りでもお金が掛かってしまっているので、今回は
故障している1つを中古パーツにて交換して修理を行います
続いてブレーキ不良の診断を行います
実際お車のブレーキを踏んてみるとスカスカでペダルが車体に底付き
してしまいます
これではブレーキは効いていないに等しい状況です
ブレーキ廻りの診断を行うと、マスターシリンダーと呼ばれる
ブレーキ作動の元となるパーツからブレーキフルード(ブレーキオイル)
が漏れているのを発見する事ができました
写真にみえる矢印が漏れ跡になります
自動車のブレーキはパスカルの原理を利用したオイル作動を利用しています
その為、エンジンオイル漏れなどとは異なり、滲み程度でも絶対にNGです!
どこからかブレーキオイル漏れを起こすと原理的には一切ブレーキが
効かなくなってしまいます
(それを防ぐためブレーキ系統が2つに分かれており、実際には片輪分作動します)
外したマスターシリンダー
このパーツを使って、ドライバーのブレーキペダル操作を油圧に変換
しています
今回はこのマスターシリンダーをオーバーホールにて修理を行います
マスターシリンダーを分解すると
内部にはピストンとスプリングが入っています
写真矢印部にゴム製のオーリングやカップが取り付けられています
このゴムパーツが劣化する事で今回の様なオイル漏れを引き起こす
原因になります
ハウジング内部も洗浄を行います
その際金属部分に腐食が無い事を確認します
もしも漏れたまま長時間経ってしまうと金属部分に腐食がでてしまいます
その場合はパーツの交換修理になってしまいます
こう言ったところでも「早めの修理がキモ」が出てしまいますね!
中も清掃したのでピカピカです
マスターシリンダーを組み立ててればオーバーホール作業完了です
外側も綺麗にしましたので気持ちがいいですね
組み立てたマスターシリンダーを車両側に戻せば完了です
最後にブレーキホース交換です
こちらは診断の結果、今回の「ブレーキ効き悪い」とは直接関係あり
あませんでしたが、表面に深いひび割れが多数見られた為、
同時に交換を行いました
ブレーキホースはブレーキオイルの通り道になっているので先ほどと同様
もしも切れて漏れを起こすとブレーキは効きません!
切れる前に交換が必須です
今回はジムニーをいじって楽しむお客様ではないのでそのままノーマルの
ブレーキホースを新品交換します
カスタマイズが好きな方ならせっかくなのでステンメッシュホース等
交換してグレードアップするのも面白いですね!
最後にブレーキシステムのエア抜き作業(ブレーキオイル交換)を
行って作業完了です
作業後はブレーキ・エンジン共に快調です
JB23のジムニーは未だ新車販売されており、形が変わらないので古く
見えませんが、初期型モデルでは発売から大分年数が経っています
今回のお車の様に各所経年劣化が出てきていますが、しっかりメンテナンス
してあげればまだまだ長く乗れますね!
ジムニー各モデルJA11、JA22、JB23 何でも修理OKです!
千葉県松戸市の修理工場なら 小林モータース
国産車・外車、メーカー問わず修理可能です
中古パーツ・リビルトパーツ・車外パーツを
使った修理もお任せ下さい
お客様からのご連絡をお待ちしています
小林モータース
047-387-0398
千葉県松戸市五香2-3-2
9:00~19:00 水曜定休