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BMW MINI F56　フロントバンパーの黒い部分が劣化・退色して紫色になってくる状態が気になるとのことでご入庫です

実際にお車を見てみると、確かに黒というより紺色から紫色の間のような色になっているのがわかります
これでもマシなほうで、ひどくなってくるとクリアパープルのような色になります
それはそれできれいな色なので、まだF系ミニを見慣れていなかった頃は、そういうオプション設定があるものだと勘違いしていました笑
整備でご入庫が増えてきて、黒から紫へ変わっていく途中のお車を見かけるようになって、「あっ、退色してただけなんだ・・・」と気づきました

保管場所や走行距離にもよるとは思いますが、前期型からLCI1（中期）の車両くらいまでこの退色の症状が出始めています

純正の交換パーツを取り寄せて交換します
このパーツですが、保護テープも一応貼ってありますが、だいぶ大雑把に貼ってあります
上下のあまり見えない部分だけでなく正面も一部むき出しの状態で、おまけにがさがさの紙袋のような梱包で届きます

日本人的な感覚だとがっかりですが、純正品でこんな感じなので、「傷一つないピカピカのパーツ」というわけには行かないのはご理解いただければと思います…

少し保護テープを剥がして比較すると、ご覧の通り新品は真っ黒です！

交換するにはバンパーを外さないといけません
R世代までのミニは比較的バンパーを外しやすい車で、グリルも車上でそのまま外せていましたが、このF系は簡単には外せません

一度バンパーごと取り外し、その後グリルのメッキ部分を外します
これでようやく目当てのパーツが外せます
組み立ては楽なのでしょうが外すのはなかなか硬く固定されているので一苦労です

外れました
触ってみると、劣化してかなりもろくなっていて簡単に割れてしまいます

外した部分を掃除して新しいパーツをつけてあげれば完了です
今回はグリルのモールも同時に交換します

保護シールを剥がしてみると…

見違えるほどきれいになりました！
黒ぐろしていて全体的に締まって見えます

お乗りのミニが、なんとなく少しくたびれた雰囲気になったような感じがして気になっていた方はおすすめです！
ただ作業自体すこし手間がかかるのと、同時に全体の点検もしたいところなので、車検のタイミングなどに一緒に交換されるのがベストです！