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整備レポート

2016.11.29

ジャガーSタイプ修理

Jaguar Sタイプ Pから抜けない シフト動かない修理

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ジャガー Sタイプ シフト不良 パーキングから抜けない症状にて

ご入庫です

Pから完全に抜けないので、エンジンは掛かりますが前にも後ろにも進め

無い状態です 今回はキャリアカーにてご入庫になります

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とにかく動けない状態では話にならないので診断も兼ねてセンターコンソール

廻りを分解していきます

ここまで分解すると強制的にシフトロックを解除できましたので

車輌をピット内に動かします

前期のSタイプはX308型のXJと同じシフトユニットでしたので、国産車の様

にシフトロック解除ボタンが付いていましたが、

後期になってからX350型のXJに近い作りになった為、シフトロック解除ボタン

が無くなってしまいました このようなトラブル時に不便です

 

同時に診断も進めていきます

現車はブレーキを踏んだ時に本来解除されるシフトロックソレノイドが

作動しない事でシフトがパーキングから抜けない事が分かりました

ブレーキを踏まないでシフトを動かそうとしているのと同じ事です

当然シフトは動きませんよね!

症状の把握は確実に行えましたので、続いてなぜシフトソレノイドが

動かないか?という部分の原因診断していきます

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テスター診断を行うと、シフトコンピューターと通信が出来ないという

旨のエラーが入力されていますが、それだけの情報だけは原因は

確定できませんので、実測値診断を使って車両の状態を細かく分析し

原因を絞り込んでいきます

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診断の結果 シフトコントロールユニットAssyの不良が見つかりました

輸入車の場合、例えば写真の様なシフトレバーやメーター、シートなども

それぞれが一つの単体的なパーツではなく、ユニット(コンピューター)

になっており、車両の様々なコンピューターと通信し合う事で独自に制御する

様な作りになっています

その為どうしても部品は丸ごと(アッセンブリー)交換になる事が多いです

輸入車の修理代が高額になってしまう原因の一つです

 

今回はそれでもシフトユニットを中古パーツで交換修理する為、新品を使用する

より大分お安くする事ができました

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センターコンソールを完全に分解し、シフトユニットを取り外します

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中古のシフトユニットAssyを組み替えて、センターコンソール、

ウッドパネル等を戻して作業完了です

勿論シフトも無事に抜けるようになりました

修理の詳しい情報はコチラをご覧ください

 

 

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