Jaguar Sタイプ Pから抜けない シフト動かない修理
ジャガー Sタイプ シフト不良 パーキングから抜けない症状にて
ご入庫です
Pから完全に抜けないので、エンジンは掛かりますが前にも後ろにも進め
無い状態です 今回はキャリアカーにてご入庫になります
とにかく動けない状態では話にならないので診断も兼ねてセンターコンソール
廻りを分解していきます
ここまで分解すると強制的にシフトロックを解除できましたので
車輌をピット内に動かします
前期のSタイプはX308型のXJと同じシフトユニットでしたので、国産車の様
にシフトロック解除ボタンが付いていましたが、
後期になってからX350型のXJに近い作りになった為、シフトロック解除ボタン
が無くなってしまいました このようなトラブル時に不便です
同時に診断も進めていきます
現車はブレーキを踏んだ時に本来解除されるシフトロックソレノイドが
作動しない事でシフトがパーキングから抜けない事が分かりました
ブレーキを踏まないでシフトを動かそうとしているのと同じ事です
当然シフトは動きませんよね!
症状の把握は確実に行えましたので、続いてなぜシフトソレノイドが
動かないか?という部分の原因診断していきます
テスター診断を行うと、シフトコンピューターと通信が出来ないという
旨のエラーが入力されていますが、それだけの情報だけは原因は
確定できませんので、実測値診断を使って車両の状態を細かく分析し
原因を絞り込んでいきます
診断の結果 シフトコントロールユニットAssyの不良が見つかりました
輸入車の場合、例えば写真の様なシフトレバーやメーター、シートなども
それぞれが一つの単体的なパーツではなく、ユニット(コンピューター)
になっており、車両の様々なコンピューターと通信し合う事で独自に制御する
様な作りになっています
その為どうしても部品は丸ごと(アッセンブリー)交換になる事が多いです
輸入車の修理代が高額になってしまう原因の一つです
今回はそれでもシフトユニットを中古パーツで交換修理する為、新品を使用する
より大分お安くする事ができました
センターコンソールを完全に分解し、シフトユニットを取り外します
中古のシフトユニットAssyを組み替えて、センターコンソール、
ウッドパネル等を戻して作業完了です
勿論シフトも無事に抜けるようになりました
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