BMW Z4 E85 トルコン太郎 ATF圧送交換のご依頼でご入庫です
早速作業を始めます
まずフィルターを交換するためにオイルパンを外します
かなり汚れています
スラッジと呼ばれるクラッチの削れカスを吸着するためのマグネットが取り付けてあるのですが、これもだいぶ溜まっています
5速の5HPというミッションなのですが10万キロを超えて頑張った結果です
出てきたオイルは全く光が透過せず透明感がありません
スラッジ成分が混ざってしまっているためです
こちらが取り外したフィルターです
グレーに見えていますが、
軽くふくだけでこんなにキレイになります
裏側は本来黒いはずがこびりついたスラッジですごいことになっています
フィルターは新品に交換します
中にろ紙が入っています
オイルパンもキレイに洗浄しました
マグネットも一つずつキレイにしています
純正のパッキンと一緒に取り付けます
社外品のパッキンだとオイル漏れが起こるのを何度も経験しています
5HPには純正パッキンがお勧めでございます!
組付けが終わったので、初期充填です
オイルパンを外す際に抜けた分のオイルを充填します
BMW用のアタッチメントを使いトルコン太郎と接続します
アタッチメントの形状は企業秘密です!
今回使うオイルはいつもの小林モータースフルスペック、WAKO’S Safty SとWAKO’S Premium Sです
安いSafty Sで洗浄してから、高いPremium Sで仕上げます
トルコン太郎を使って圧送交換を始めていきます
まずこちらが先程オイルパンから抜いた古いオイルです
10万キロ近く走行したATFは大体こんな感じに黒く濁っています
比較のためにおいておきます
車とトルコン太郎が接続された状態でエンジンを掛けるとATの中のポンプを使ってオイルが出てきます
そのオイルを一度トルコン太郎で回収します
出てきた分をトルコン太郎のポンプで車に戻します
つまり汚いオイルは全部回収して新しいものとそっくり入れ替えられるというわけです
従来の少しずつ吸い出してかき混ぜて入れ替える方式よりも交換効率の高い作業ができます
エンジンを掛けます!
左から新しいオイル、AT内を実際に回っているオイル、車から出てくる回収するオイルです
フィルターを交換しているのでかなりきれいになっていますがAT内のオイルは黒く濁っています
オイルを抜きながら新しいオイルが入っていっています
一回目の圧送が終わった段階です
中央が今AT内を回っているオイルですがだいぶ色が透け見えるようになっています
この跡クリーニングタイムを経て2回目の圧送交換を行っていきます
Premium Sの色は飴色なので、赤から黄色寄りの色になっていきます
さあ比較してみましょう
左から新油、古いオイル、現在AT内を巡っているオイルです
新油と比較しても色のトーンが違うだけという感じでしっかり透明なオイルになっています!
このあとテスターを繋いでATFの温度を測りながら量を調整する、レベル調整を経て全工程完了です!
効果の程は、乗ればわかる!
というくらい滑らかに、ちょっとアクセルを踏んだだけで車が前に進んでいく感覚です
走行距離が5万キロを超えてきて、もうちょっと長く乗りたいなとお考えの方はぜひご検討下さい!
何よりもこの方法だと走行距離が多い車でも、交換する際のダメージが出ないというのが大きいです!
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