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BMW　MINIクーパーS R53　エンジン始動できないとの事でご入庫頂きました
お車はキュンキュンキュンとスターターは回りますが、「ブォン」ときません
ピットにて診断を進めていきます

現代の車ですと直噴システムやらコンピューターやらと原因が多岐にわたりますが、R53ぐらいまでならシステムは非常にシンプルなもの！
診断の結果、燃料ポンプ（フューエルポンプ）の不良を断定できました

燃料ポンプはリアシート下のサービスホールを外すと燃料タンクにアクセスできるようになっています
輸入車ですと定番の造り方です

お客様にお見積りをご確認頂き修理を進めていきます
R53はリアシート左右にそれぞれサービスホールがあり、どちらも取り外します
左右にそれぞれ同じような白い筒が入っております

緑色の蓋が付いているのが肝心の燃料ポンプ、単純に内部にモーターが入っておりそれが動く事でガソリンを汲みだします
勿論、原因箇所ですので新品に交換します

もう一方の白い筒はフューエルフィルターになっています
分解するとオイルフィルターの様なシンプルなろ紙の筒がはいっています
そして見事に真っ黒・・・

ガソリンスタンドでガソリンを入れているだけなのになぜこんなにフューエルフィルターは汚れるのでしょう・・・？
勿論知ってはいますがいまだに納得できない汚さです笑

筒の中にも汚れがビッシリ！
こちらは綺麗に洗浄し、フィルター部分だけを交換します

どちらもガソリンタンクに組み付ければ作業完了！
無事キュンキュン、ブォーン！と気持ちよく始動できるようになりました！

最期にガソリンを満タンにし、漏れチェックを起こった後ご返車させていただきました！