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BMW M3 E92　走行中に諸々の警告灯が点灯・オーバーヒートしてしまったとの事でロードサービスにてご入庫頂きました

この辺りが同時に発生したことを考えると原因はある程度予想が付きますがピットにて診断を進めていきます

エンジンを見ればすぐに原因判明！
補器類を駆動する為のベルトが回っていません・・・！

ちょっと分かりにくいですが、ベルトの回転をガイドするアイドラプーリーと呼ばれるものが破損しております

取り外してみるとご覧の通りバラバラです
M3などスーパースポーツに限らず輸入車ではこのアイドラプーリーやテンショナープーリーの破損は定番です！
普通にファンベルトが摩耗して切れる、というよりは今回の様にプーリーが壊れてベルトが切れる、という方が多いですね！

ただ今回、不幸中の幸いはプーリーが破損したものの、ベルト自体はその場で綺麗に収まり、ただ空回りしていただけだった事です・・・！

こんな感じでバラバラですので、場合によっては勢いでベルトが外れガラガラガラっと絡まってしまいます
その瞬間ベルトが切れ、さらにその切れたベルトで色々な所を攻撃しまくります
そうなってしまうとホースやパイプを切ったり、他の補器類や電動ファンを破損させてりしてしまいます・・・

今回は破損していたアイドラプーリーとテンショナー、ファンベルトを交換していきます

新たなベルトに組み付ければ作業完了！
無事警告灯や諸症状も消えましたのでご返車させて頂きました