トヨタ ランドクルーザー 200系 トルコン太郎 ATF圧送交換のご依頼にてご入庫致しました
走行距離は7万キロ程度でそこまでの汚れではなさそうですが、オーナー様は最近購入されたそうでこれから末永く乗るために実施していきます
今回はオイルパンの洗浄と内部のストレーナーも交換します
立派なATオイルパンガードがついています
走破性を考え抜かれたランクルならではの装備ですね
ガードとオイルパンを取り外すとATの内部が見えます
写真の黒い四角い物体がストレーナー(フィルター)になります
ストレーナーを取り外して新しいものに交換します
同時にA/T内部も可能な限り汚れを落としていきます
外したオイルパンも当然同じように汚れが付着しています
こちらも綺麗に洗浄してから組み付けていきます
ストレーナー交換後トルコン太郎を接続して交換作業を進めていきます
200系のランクルの場合、大きいトルクに対応したトヨタ車の中でも特殊なミッションを使っているため専用のアタッチメントが必要になります
従来だと前のラジエーター付近にオイルクーラーがありホースが伸びていたので、トルコン太郎を割り込ませることができたのですが、近年の車はこのように密閉式になっていてクーラーの冷却水をA/Tのあたりに持ってくる形になっているのでアタッチメントがないと割り込ませられないのです
それでは、ATF交換を始めていきます!
こちらが古いオイルなのですがこのように溜めてみるとまあまあ汚いですね
WAKO’SセーフティSを全量交換で1回
続いてWAKO’SプレミアムSで全量交換で仕上げる2段階スタイルでいきます
まずは一回目です
中央が現在クルマの中に入っているオイルです
オイルパンを開けてオイルを全部抜いて新しいオイルを入れているのでそれなりにきれいになってはいますが、この程度です。普通にATF交換をするとこのような感じが限界です
圧送を開始していくと右側に古いオイルが溜まります
油種を換えて2回目の圧送です
すでにほとんどきれいな状態にはなっていますが、フィルターをよく見てみるとゴミがかなり付着しているのがわかります
オイルはきれいになっていてもA/Tの中にゴミが残っていて、掻き出てきているような状態です
それをしっかりキャッチしながら交換しているので、決して無駄な作業では有りません!
左から新油、元のATF、現在クルマの中を流れているATFです。
若干赤い色が残っていますが、透明度は全く違いますね!
クリーニングタイムが終わればより色は新油に近くなります
このあと接続を解除して油温管理による油量調整を行い、作業完了です!
走行距離7万キロ程度で、特に不調があったわけでは有りませんが、実際乗っていただくとこんなに違うのと驚く差があります。
ただのATF交換だけでもかなり乗り心地に変化があるのですが、トルコン太郎を行うと、「進む感」の違いが半端ないです!
価値のある車ほど、走行距離が伸びて古くなったATFが原因でミッションを壊してしまうリスクを考えれば、定期的にメンテナンスをしていただけるといいかと思います!
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