第3世代のミニクーパーDですが、エンジンチェックランプが点灯しているとのことでご入庫です
テスターでデータを見ながら診断し原因を調べてみたところ、ディーゼルエンジンの背圧センサーの異常と思われます
ブログですので点検とメンテナンスが同時になってしまいますが、実際には一通り診断後、お見積りを作成、お客様とお打合せ後、修理作業を進めていきます
背圧センサーというのは、排気側のガスの圧力を測るためのセンサーです
取り外してみてみると、ご覧のように排気ガスの煤で穴が詰まって小さくなっています
この背圧センサーですが、排気ガスの煤成分を回収するDPF(Diesel Particulate Filter)よりも手前の排気エリアにあります
さらにパスカルの定理(距離・太さ・空間に関係なく圧力は一定という法則)に従って、センサーまでの距離が長く細くても圧力の測定値は変わらないので、この細いパイプでわざわざ奥にあるタービンからセンサーのある位置まで伸ばしてきている構造になっています
ただでさえ煤まみれの排ガスをこの細いパイプを通すわけですから、そりゃ簡単に煤で詰まってしまうでしょうに・・・
エアーを送っても空気が抜けないので中で完全に詰まってしまっています
この部分の問題と見て間違いないでしょう
パイプとセンサーを新品に交換してその他外したパーツを元通り組み付けます
チェックランプも無事に消え、その他の異常もテスターなどで問題ないことを確認しご返車させていただきました
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