BMW MINIクーパーS R56 アイドリングハンチング不調 インテークカーボン清掃
BMW MINIクーパーS R56 アイドリング不調でご入庫です
お車はハンチングと呼ばれる症状で、アイドリング時に通常であれば
「ボーーーーー・・・」と一定の回転数を保ちますが、それが「ブォーン・・・ブォーン・・・」
と500~1000回転位前後する症状です
実際に乗っているとなかなか気になる症状・・・
早速ピットにて診断から進めていきます
ハンチング症状ですが、多くの場合車両側では故障=エラーとしては認識せず
テスター診断機をあてても何のエラーがでないことが多いです
このR56もやはり何のエラーの入力もありませんでした
なので診断はある程度経験とノウハウでみていく必要があります
R56系のクーパーS(ターボエンジン)で非常に多いのがインテークバルブに付着
するカーボンが原因によるもの!
お客様にお見積りをご確認頂き修理を進めていきます
まずはエンジン後ろ側のインテークマニホールドを分解します
外した側から見るとご覧の通り、エンジンに入る空気の通り道=インテークポート
が気筒数の分、4個見えてきます
さらにこの穴をのぞき込んで見ると・・・
奥の方に見えるのがインテークバルブです
ですが、その辺りがアスファルトのように黒々・・・デロデロ・・・しているのが
何となく分かるとお思います
これが堆積したカーボン(燃えカス)!
一般的なエンジンではここをガソリン(と空気を混ぜたもの)が通過するので
ガソリンの洗浄作用にて綺麗に保たれるのですが、クーパーSのこのエンジンでは
直噴と呼ばれるエンジン内に直接ガソリンを噴くシステムになっています
ですのでここを通るのが空気だけなので洗浄作用がなく、汚れが溜まっていきます
これが写真のようにモリモリ溜まってくると空気の通り道が小さくなってしまい、
燃焼のバランスが崩れてしまいます
そうすると今回のようにハンチング症状が発生したりします
まだ途中の写真ですが、清掃用の薬剤とツールを使用して少しずつ綺麗にしていきます
写真でも殆ど除去が完了していますので、本来の形が見えてきます
上の写真と見比べるといかにカーボンが堆積してたかが分かると思います
全部回収できた訳ではありませんが、それでも1か所からこれだけのカーボンが取れます
これを4気筒分、4箇所・・・カリカリシコシコ根気で清掃していきます
腰が限界を迎える頃になれば作業完了!インテークマニホールドを戻し、
最後にテスターにて学習値のリセットを行えば作業完了!
無事ハンチングも収まり、全域で調子よくなりましたのでご返車させて頂きました!
乗り方にもよりますが5万キロ位でも結構溜まっています
アイドリングだけでなく、吹け上がりも元気になりますのでメンテナンスの一環としても
おススメのメニューです!
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