BMW MINI R53 デモカー作成レポート Vol,4 エンジンオイル漏れ修理
第4回のレポートはタペットカバーパッキンからのエンジンオイル漏れ修理です
MINIに限らず輸入車全般で非常に多いエンジンオイル漏れですが、
放っておいても当然自然治癒はしませんので、修理を行います
現状は下の写真の様に漏れています
赤矢印の先に広がる茶色い部分が全てオイル漏れの跡、オイル漏れを起こすと直ぐに
エキマニ遮熱版に垂れてしまう為、熱により写真の様にオイルが焼かれた状態になります
もちろん高温の部分に、可燃物であるオイルが触れている訳ですから車両火災の危険性もあります
R50系MINIで多いエンジンオイル漏れは主に5か所
エンジン上部のタペットカバー(ヘッドカバー)パッキン
エンジン下部のオイルパンパッキン
エンジン前部のタイミングチェーンケースパッキン
エンジン後部のオイルフィルターブラケットパッキン
エンジン制御用センサーのクランクセンサー、カムセンサー
がメジャートラブル箇所です
今回はエンジン最上部タペットカバーパッキンの交換を行います
では早速作業を進めていきます
NAエンジンのR50ではエンジンフードを開ければ即修理作業に入れますが
S/CエンジンのR53ではインタークーラーがエンジン上部にある為まずは
インタークーラー(写真赤丸部分)を外す作業を行います
インタークーラーを取り外し、タペットカバーが見えます
近年の輸入車ではすっかり定番になった樹脂製タペットカバー
エンジン軽量化の為樹脂のパーツを多用する傾向にあります
タペットカバー取り付けボルトを外し、カバーを取り外します
タペットカバーを取り外すとパッキンを交換する事が可能です
タペットカバーを取り外すとシリンダーヘッド上部を見る事ができます
写真に見えるものがバルブを駆動させる為のカムシャフトです
スラッジ(金属片やオイルカス等の固形の汚れ)も蓄積しておらず、薄い金色は
これまでのマメなオイル交換の賜物です
これだを見てもエンジンメンテナンスを定期的に行っていたことがわかります
エンジン側、カバー側を丁寧に清掃洗浄した後、取り付けを行います
樹脂製のタペットカバーでは取り付けに気を使います
僅かな締め付けトルクのバラつきでも、樹脂製の為歪みが発生し、再度オイル漏れ
の原因になる場合があります
BMW正規のサービスマニュアルから締め付けトルク、締め付け順序を確認し、
トルクレンチにて規定トルクで締め付けていきます
今回は同時作業個所がある為インタークーラーは外したままですが
通常であればインタークーラーを戻して作業完了です
MINI以外輸入車各メーカー修理可能です 詳しくは弊社HPをご覧ください
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