BMW MINI R53 デモカー作成レポート Vol,2 機関点検
こんにちは 小林モータースデモカー作成レポートです
第2回目のレポートは「各機関の点検」です
前回は内外装等のチェックを行いましたので、今回はエンジン等の点検を行います
元々車検切れの状態ですので、車検点検と同時に劣化点を洗い出し、
メンテナンス・整備を行います
取りあえずはコンディションのリフレッシュと車検取得を行い「乗れる状態」
に持っていきます
後述しますが、足回り等の整備もある為フロント周りを一気に分解し、エンジン周りも
しっかり点検を行う事にします
まずはフロントバンパーを外します
更にコアサポート、エアコンコンデンサー、ラジエター、ラジエターキャリア等も取り外し、
エンジン前部を丸出しの状態にします
MINIの場合はエンジン脱着は勿論、エンジンルームに手を入れる整備でもこの状態
(フロント周り分解状態)にする必要が多々あります
逆に言うとMINIに対する知識とノウハウが無いと手を出しにくい車種です
それではエンジン周りのチェックを進めていきます
ファンベルト周り
メンテナンスとしてファンベルトは交換ですね
それ以外は今のところ以上無しですが、R53の弱点であるクランクプーリーの
バイブレーションダンパー破損が僅かに見られました
これは純正でも対策品に切り替わっていますが、デモカーですので社外品に交換予定です
エンジン補器類
こちらも輸入車全般のメジャートラブルである、オルタネーター・A/Cコンプレッサー
現状は問題なさそうです
R53の特徴とも言えるスーパーチャージャーも外見上のエラーは見られませんでした
後は今後の走行データで性能面を判断していこうと思います
続いてオイル漏れ
こちらもR50系ミニでは定番中の定番ですが、エンジン最上部のタペットカバーパッキン
最下部のエンジンオイルパンパッキンからそれぞれ漏れを確認しました
これは即修理予定です
続いてパワーステアリングシステムのオイル漏れ
R50系のミニは少し変則的なパワステをしており、電動と油圧のハイブリットになっています
こちらも定番ですがパワーステアリングホースからのオイル漏れを起こしていました
現状は滲み程度ですので清掃して再度様子を見ていきます
最後にBMW系の足回りのキモであるコントロールアームブッシュの亀裂
MINIの足回りはBMWの血を引いてるだけあってE36、E46系と
似た作りの足回り形状をしています
特にフロント側は一般にロアアームブッシュと呼ばれるパーツが非常に重要で
これが劣化しているとブレーキング時のガタツキ、ステアリングフィールの
悪化等を起こします
当社デモカーも現状では劣化し、完全に内部破損を起こしています
写真の青と赤の線がずれているのが解ると思います
ブッシュ内が破損し軸がずれているのでこの様な状態になります
こちらも早急に修理予定です
今回の点検で機関系の不具合がほぼ明確になりました
次回からは機関系の不具合の修理を進めていきます
まだまだデモカーらしい事ができませんね
MINI以外輸入車各メーカー修理可能です 詳しくは弊社HPをご覧ください
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