BMW MINIコンバーチブル R52 法定12ヵ月点検
BMW MINIコンバーチブル R52 1年点検(法定12ヵ月点検)にて
ご入庫です
現状販売の中古車で購入されたばかりだそうで、色々不安な所もあるので
トータルで見てほしいとのご依頼です
早速ピットにて点検を進めていきます
早速バンパーが外れた状態ですが、こちらはお客様のご依頼だった
電動ファンがエンジンストップ後に回る症状の診断修理になります
R50系ではお馴染み、ファンレジスターの故障だと思われます
修理には電動ファンを外す必要があるのですが、その電動ファンを外す為
にはフロント周りを大きく分解する必要があり、写真の様な状態です
MINIは何か修理となるとこの状態ですね・・・!
ラジエターまで取り外し、電動ファンを外します
写真に移る黒いファンが今回原因の電動ファンになります
更に電動ファンを分解するとやはりファンレジスターの破損でした
写真赤丸部、電動ファンの低速回転を作る為の抵抗が焼き切れています
この為、電動ファンが低回転ファンが回らず、エンジン水温が高い状態
になってしまっている為エンジンを切った後電動ファンが回ってしまいます
通常は電動ファンAssyの交換が必要ですが、当店では単品修理も可能です
今回もレジスター部分のみを交換する事でお安く修理いたしました
続いてはエンジンオイル漏れ修理です
こちらは定期点検にて発見した箇所になります
写真赤丸部、エンジンを下から撮影した写真ですがオイル漏れで汚れて
いるのが分かると思います
漏れの原因はクランクアングルセンサーと呼ばれるパーツでした!
定番のオイルパンからのオイル漏れと誤診しやすいポイントですので
確実に診断を行わないと修理しても漏れが止まらない!と言う事になり
かねません
こちらが漏れ箇所のクランクアングルセンサーです
エンジン前断面に取り付けられている為、通常状態では交換はおろか
直接見る事も難し位置になります
今回はレジスター修理作業でラジエター廻りを分解しているので
同時ですとお安く修理可能です
写真も分解状態だから撮影可能です!漏れたオイルとゴミが混ざり
ヘドロの様な状態になっているのが分かると思います
センサーを一度取り外しOリングを交換すれば修理完了です
最後にエンジンマウントの交換です
こちらも点検中に発見したポイントですが、マウント内部のオイルが
漏れてしまっていました
写真のサビが流れ出ている様に付着している所がオイル漏れの跡になります
最近の輸入車ですと金属のハウジングに囲われているので見た目の変化
(マウントが劣化によって潰れてしまっている状態)が分かり難いですが
内部は確実に劣化します
MINIの場合は比較的症状が出にくいですが、酷くなってくると車内に
振動が響く等の症状がでます
放っておいても直るものではないので早めの交換がお勧めです
取り付ければ作業完了!
ピカピカのマウントに替わりました
余談ですが、エンジンマウントの手前側、斜めに取り付けらえている黒い
パイプ状のパーツですが、これがコンバーチブルの証!
コンバーチブル車のみ剛性を補うために上記の補強バーが取り付けられて
います
ただ取り付け穴自体は全車共通で製造されている為、コンバーチブル発売以降
のR50系であれば取り付け可能です
お手軽ボディー補強できますよっ!ちなみに当社デモカーも取り付け済です
その他12ヵ月点検個所の点検を行い、分解していたフロントセクションを
戻していきます
仕上げにエンジンオイル交換、タイヤ空気圧調整等を行えば作業完了!
エンジンオイルはお客様のご指定でWAKO’S 4CT-Sを使用します
しっかりメンテナンスさせて頂きましたので、しばら安心してお乗り頂ける
と思います
これからのMINIライフを楽しんで下さいね!
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