アウディ TT 車検 エンジンチェックランプ点灯 チャコールキャニスター修理
AUDI TT 車検(法定24ヶ月点検)にてご入庫頂きました
小林モータースの車検は国が定めた法令24ヵ月点検項目79箇所に、当社オリ
ジナルの点検項目135箇所を加えた計214箇所がチェック項目になります
ただ単純に車検が通ればOK!という考え方でなく、当社では車の健康診断
・総合メンテナンスの機会と考えています
勿論、だからと言って「アレもコレも交換です」ではなく、使用状況や劣化の優劣
等から優先順位を決めてメンテナンスのご提案を行います
診断はピットにてリフトアップ後、アンダーカバー等を外してからスタート
エンジンからブレーキ関係、足廻りなど隈なく診断していきます
ブログですので点検とメンテナンスが同時になってしまいますが、実際には一通
り診断後、お見積りを作成、お客様とお打合せ後、修理作業を進めていきます
ご入庫時お客様から「エンジンチェックランプが点いてしまったけど不具合は
何もない」と伺っておりました
ですので車検診断と同時にテスター診断機を使い調べていきます
点検の結果、チャコールキャニスター不良を確認致しましたので交換致します
AUDIやVWでは非常に多い故障箇所! 車特有の持病みたいな物です・・・
赤矢印がチャコールキャニスター、赤丸がパージバルブになります
チャコールキャニスターやパージバルブは燃料蒸発ガス排出抑止装置と呼
ばれるシステムの一部で、簡単に言ってしまうとガソリンタンク内で蒸発してし
まったガソリンを外に放出するのではなく、エンジンに入る普通の空気と一緒
にエンジン内部で燃焼すれば空気がキレイだよね!って仕組みです
ガス状のガソリンを再利用する為に活性炭が必要になるのですが、写真上の
箱の中に活性炭フィルターが入っています
この活性炭が経年劣化等で不良になり詰まったりすると動作不良でチェック
ランプを点灯を引き起こします
また写真下の丸っこいのがパージバルブと呼ばれるガス状のガソリンをエン
ジンに流す、流さないを決めるスイッチのような役割をしているパーツです
先程のチャコールキャニスターが不良になると中のフィルターがバラバラ砕
け、ガス状の燃料とともに一緒に流れてしまいます
するとその先にあるパージバルブも砕けた活性炭等で詰まり動作不良を起
こします
なので基本はセットで交換ですね!
この連鎖トラブルを知らないとチャコールキャニスターを交換してもすぐにチ
ェックランプが再点灯ってことになってしまいます・・・!
新しい部品を取り付け、テスター診断機にて残っているエラーを消去すれば
完了です!
次にリフトアップした際スタビライザリンクのブーツ切れを確認しましたので交換致します
ブーツ(ゴムのカバー)の中にはボールジョイントと言う人間の関節のような機構
がついており、金属同士が擦れ合うのを防ぐ潤滑剤(グリス)も入っています
なので写真のようにブーツが切れてしまうとジョイント内部に水やゴミ、砂等が入っ
てしまい異音等が発生します
またこういった足回りのブーツ(ゴムのカバー)切れは車検にも合格出来なくなる為
切れが見つかった場合は何れにしろ交換が必要になります
仕上げに消耗品関係としてエアコンフィルターの汚れを確認出来たので交換します
その他エンジンオイルやブレーキフルード等油脂類の交換、各部増締め、調整
等を行い車検整備完了です
新たに車検取得後、メンテナンスインターバルのリセットを行いご返車させて頂きました
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